こんにちは。インターンの國陶です。
先日のブログで書きました、アンコールクラウ村でのアンケート調査、こちら200枚中166枚回収しました。サンボーと同じく、こちらもかなり回収率が高くなりました。
また、読み書きのできない家庭には聞き取りでお願いしたのですが、166枚中聞き取りによるものは96枚でした。
サンボーのデータと合わせ、今後分析したいと思います。
さて、実は先週、私のシェムリアップでのインターンシップは終了し、今は日本にいます。
この半年間は、本当に刺激的でたくさんのことを学びました。
カンボジアはまさに今「開発」の場所であり、いろいろなものがとても速いスピードで変化しています。
たとえば、こちらの記事にある赤土のぬかるんだ道路、今ではこのように。
今後、この道は舗装されるそうです。
こちらの橋は大雨時に仮設で作られたものですが、このようなものはもう見なくなるかもしれません。
このような目に見える変化がたくさんある一方、まだまだ変化が必要なところもたくさんあります。
例えば教育に関して。
教育の質を図る一つの指標として、教師一人あたりの生徒数というものがあります。
小学校を見てみると、世界の平均は2009年の時点で25人です。日本は同じく2009年で18人となっています。
カンボジアは、2009年で49人、2010年で48人です。(以上のデータはすべてUNESCO Data Centreより)
アンコール・クラウの小学校は生徒が661人で教師が13人なので、50人ほどになります。一方サンボーは生徒198人・教師7人で、30人ほどです。サンボーの小学校が、このような人数にだったのは意外でしたが、しかしまだまだ十分ではありません。
いろいろな変化、無変化はどのような影響を人々の暮らしにあたえるのか。
どのような変化が必要で、そのためには何をしなければならないのか。
自分の研究を通じて、このような問いに何らかの答えを示すことができるよう頑張ろうと思います!
時間がかかるかもしれませんが、研究の方はめどがつき次第また報告させていただきたいと思います。
それではひとまず、ブログを読んでいただいた皆様、ツアーでご一緒させていただいた皆様、そしてJST関係者の皆様、半年間ありがとうございました。
(くにすえ)
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