遺跡の現場から

クメールの遺跡たち

西バライでの音波探査

西バライの湖底状況を調べるための音波探査を行いました。探査は大阪市立大学 都市地盤構造学研究室の原口強先生が実施しました。また、現在カンボジア留学中、JASA考古班の中松万由美がサポートのためにボートに乗り込みました。 アンコール遺跡群に...
バイヨン中央塔の研究

ヒラリークリントン バイヨン現場来訪

アメリカ合衆国国務長官ヒラリー・クリントンが10月31日にバイヨン寺院を訪れました。 バイヨン寺院の中央までは入る予定がありませんでしたが、最上段テラス上で行っていたボーリング調査に興味をもたれ、予定外にJASAの調査現場を見学されました...
バイヨン中央塔の研究

バイヨン寺院中央塔でのボーリング調査 その1

JASA(JSA日本国政府アンコール遺跡救済チーム)は,2008年より,中央室内での2回の考古学的発掘調査とボーリング調査,西室での発掘調査,そして地下探査を行い,中央塔を支えている基壇内部の基礎構造の解明,そして塔の構造的な安定化のための...
クメールの遺跡たち

コンポントム州 博物館の開設準備

カンボジアの首都プノンペンと一大観光地シェムリアップを結ぶ国道6号線の中間地点に位置するコンポントム州。この国道沿いに州博物館の開設が進められています。 これまで、コンポントム州の文化芸術局内の倉庫やサンボー・プレイ・クック遺跡群の現場倉...
サンボー・プレイ・クック遺跡の保全

サンボー・プレイ・クック遺跡 世界遺産申請サイトに国内決定

9月20日、カンボジア文化芸術省における会議において、来年2月に正式にカンボジア政府よりユネスコに対して世界遺産登録を申請する候補地として、サンボー・プレイ・クック遺跡群が選定されました。 また、あわせてカンボジアの古式格闘技であるボッカタ...
バイヨン修復現場から

バイヨン南経蔵 仮組み工事の完了

バイヨン南経蔵の修復工事では、上部基壇と壁体の現場での仮組み作業が完了しました。 壁体や屋根の仮組み作業は、昨年にもコンクリートスラブの上で行っていましたが、基壇上で改めて実施することで、多少の調整が求められる結果となりました。 特に中...
クメールの遺跡たち

先史時代のサイト「メモット」の保護運動

本ブログにて9月4日に「コンポンチャム州のクメール遺跡調査 その2」にて紹介したメモット遺跡での破壊活動に幾つかの対策が進められています。 関係者に対して遺跡での現状を連絡した後、Radio Free Asiaにてまず報道がありました。外...
バイヨン修復現場から

2010年夏調査を終えて・・・カンボジア国民の遺跡に対する認識調査

国士舘大学大学院 文化遺産マネージメント分野 朴東煕 何か大きく感動を受けた人はその感動を他の人にも伝えたいものだ。 2年前、アンコール遺跡で大きく感動を受けたことがある。アンコール・ワット(Angkor Wat)から北東に約15km ...
サンボー・プレイ・クック遺跡の保全

サンボー・プレイ・クック遺跡群でのトレーニングプログラム終了

サンボー・プレイ・クック遺跡群にて3週間にわたって実施していたプノンペン芸術大学、メコン大学の建築学部・考古学部生へのトレーニングプログラムを9月9日に完了しました。 今回のプログラムでは途中、日本から来た大学生のスタディーツアーや、ボラ...
クメールの遺跡たち

コンポンチャム州のクメール遺跡調査 その2

4. Preah Theat Khtom 自然の丘陵地形を造成した高台上に寺院が造営された珍しい構成です。二重のラテライトの周壁に囲繞された中央に煉瓦造祠堂が建っており、入り口前方には後補のラテライト前室が取り付いています。また、内外周壁...
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