遺跡の現場から

バイヨン修復現場から

修復工事の完成間近にて

第三フェーズの事業も完了を間近にひかえ、バイヨン南経蔵の修復工事は残り一週間で全ての工程を終える予定です。 今日は最上層の石材の設置と、その後にクレーンに吊られて上空からの写真撮影、再構築後の部材劣化の確認と、劣化部分への強化剤の注入作業、...
バイヨン・インフォメーション・センター

バイヨン・インフォメーション・センター1日出張編

去る4月21日。バイヨン・インフォメーション・センターは、木曜日の休日を利用して、1日だけプノンペンに出張しました。 その目的は・・・ プノンペン大学日本語学科の特別講義で遺跡の修復について紹介すること! なんとプノンペン大学でアンコ...
クメールの遺跡たち

大プレア・カーン遺跡群の調査

4月末から5月初めのゴールデンウィーク期間中にコンポン・スヴァイの大プレア・カーン遺跡群での調査を行いました。 この古代都市は一辺4.5kmの環壕に囲繞された、外郭構造を有するクメールの都市の中では最大の規模を誇ります。これまで中心部や内...
バイヨン修復現場から

新バイヨンハット建設中

バイヨン寺院の南側に新しく「バイヨンハット」なる施設の建設を進めています。 遺跡訪問客に対して、バイヨン寺院の修復工事や歴史について分かりやすく紹介することを目的とした施設で、事業事務所内に開設している「バイヨンインフォメーションセンター...
バイヨン修復現場から

南経蔵上部壁体の再構築工事

バイヨン南経蔵の修復工事はいよいよ大詰めに入ってきました。今年7月末の工事完了期日まで残すところあと3ヶ月。 一年で最も気温が高くなる酷暑の中、現在は基壇上部に載る壁体の再構築工事を進めています。 また、新材の最終仕上げにも着手し、最...
クメールの遺跡たち

バイヨン寺院発掘調査

バイヨン寺院の南北外縁にて2月から4月にかけて日本国政府アンコール遺跡救済チームでは考古学的発掘調査を実施しました。 これは昨年末から今年初めにかけて実施した外回廊南地区における発掘調査の継続研究にあたるもので、前調査で出土したトンネル遺...
コーケル遺跡の調査

コーケー遺跡群における発掘調査

2月から3月にかけてコー・ケー遺跡群にて発掘調査を行いました。 過去3年間にわたる当遺跡群での調査は測量と踏査を中心としたものでしたが、その中でクメールの造形芸術としては特異なリンガ崇拝の極を達していることが推察されてきています。それを受...
クメールの遺跡たち

コンポントム州博物館オープン

2011年3月にサンボー・プレイ・クック遺跡群が位置するコンポン・トム州の博物館が開館しました。本事業ではこれまで長年に渡り,博物館の設立にむけて協力をしてきましたが,念願の開館を迎えました。 サンボー・プレイ・クック遺跡群から出土した石...
クメールの遺跡たち

アンコール遺跡考古学研究に関する報告書の刊行

平成19年より22年にかけて科学研究費補助金 基盤研究(A)にて進められてきたアンコール遺跡における考古学的研究の成果報告書が刊行されました。 内容は以下の通りです。 「アンコール遺跡における出土貿易陶磁の様相解明」(研究代表者:山本信夫...
バイヨン修復現場から

バイヨン寺院浮き彫り保存の研究報告書の刊行

2006年より2010年にかけて進められてきたバイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究の報告書が4月にまとめられました。 報告の内容は以下の通りです。 『アンコール遺跡・バイヨン寺院浮き彫りの保存方法の研究』 科学研究費基盤研究(A)(研究代...
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