関西学院大学の伊藤です。多少ブログの日にちが前後しますが、今回は11日に行われた給食の配給の様子をレポートしようと思います。
この日は、Wat Slatromchey primary schoolという、Angkor Krau村よりも更に奥地の小学校へ行ってきました。
Wat Slatromchey primary schoolへ
行く道はずっと田園風景を眺めて行きます。その道中では色んなお家を見かけます。相変わらず牛さんたちはどこでも健在で、この日だけで100匹くらい牛を見たのではないでしょうか。
どこの小学校も教員不足のようで、ここでは子どもたちが交代交代に黒板の前に立って教科書を読む練習をしていました。皆勉強熱心です。
教室には、ちょっと恐ろしい絵で衛生面での注意が示されています。日本にも手を洗いましょう、のポスターは見かけますがこのポスターはカンボジアならではですね。
給食の配給は、主にKrau村の青年たちと地元の名物おばあちゃん2人が手伝ってくれます。
子どもたちは、ビニールシートを敷いた廊下に並んで座ります。もっとご飯に群がったりするのかなぁなんて思っていたのですが、皆緊張しているのか恥ずかしがり屋なのかお利口に座ってお粥が配られるのを待っていました。早く食べた人からどんどんお替わりが配られます。お肉が苦手な子もいて、隣の子に鶏を移し替えていました。一方、鶏のお手手をしゃぶり付いている子もいました。
お腹がいっぱいになった子から、一人ひとり井戸にお皿を洗いに行きます。水道ではないので、青年の一人がずっと井戸をギコギコ組み上げてくれていました。
おばあちゃんたちもとっても気さくで、ハグしてくれます。帰りは如何にも揺れの激しそうな荷車に乗って帰って行きました。
私が紹介できるのはほんの一部ですが、オアシスさんの今回の滞在期間は、新しくできたバイヨン中学校へサッカーコートや文房具の提供や、教員養成校での体育の授業、更に今回の給食の配給など広範囲に渡ってご尽力頂きました。活動の合間にも、次々とこれからの支援に関するお話が飛び出し、本当にここの子どもたちの教育環境のことを考えてくださって、資金面でも多大なサポートを頂いている、このような方々のおかげで私たちは活動できるのだなと実感する一週間でした。
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