2012年12月1日(土)
新中学校建設に向けて、地鎮祭が行われました。
敷地の大きさが、間口100m、奥行きは280mもあるので、地鎮祭のテントがずっと向こうに小さく見えます。
新中学校に生徒が通うことになる4つの小学校から、5年生6年生が集まりました。住民も合わせて、500人以上集まったようです。
学校ごとに分かれて座る生徒たち。先頭の生徒は、学校名が書かれた厚紙を持っています。
関係者全員が集まったことを確認後、開始予定時間より早く、地鎮祭が始まりました。
カンボジアで、予定時間より早く全員が集まるのは珍しいこと。新中学校建設に対する期待の大きさがうかがえます。
カンボジアの儀式は、お坊さんの読経から始まります。
5分ほどの読経の後、主催者と来賓が、お供え物をお坊さんに献上します。
司会は、アンコールクラウ村出身のJSTスタッフ、ヨンさん(左)。最初は緊張しながらも、しっかりと大役を果たしました。
式は、
1.読経
2.国歌詠唱
3.JST代表チア・ノルによる、学校建設の経緯説明
4.JST新中学校建設委員代表 山本克典氏の挨拶
5.日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)代表 中川団長の挨拶
6.コックチョーク地区区長の挨拶
7.シェムリアップ市教育長の挨拶
8.アプサラ遺跡保存機構副総裁の挨拶
9.参加生徒にランドセルとノートを贈呈
と続きます。
JST代表は、毎度の如く、式典準備、来賓接待、代表の挨拶、日本語・クメール語通訳、開会と閉会のことばなど、一人何役もこなしていました。
「学校建設の経緯説明」の中で、チア代表は、130年前に東京の田園地帯の真ん中に創設された、中川団長の母校でもある早稲田大学をモデルにしていきたい、
現在この敷地も、田んぼと荒地に囲まれた何もないところにあるが、数十年後、いや数年後には、カンボジア国内はもとより、世界から注目されるような学校に なっていたらうれしいですね、と語りました。(少なくとも、生徒の”生き生き度”は今から自信がありますので!笑)
ランドセル配布の様子です。皆、とてもうれしそうですね!きっと、新中学校でも大切に使ってくれることでしょう。
(ランドセルは、富山ライオンズクラブから寄贈された新品です)
地域住民の新中学校への期待は予想以上に大きく、現在、町の中学校に通っている中学生の中には、1年留年して、新中学校開校を待つ学生もいるとのことです。
それを聞いたJSTのメンバーは、校舎建設と来期10月の学校開校は、何があっても絶対に成功させなくては、と心に誓ったのでした。
(よ)
コメント
今年11月20日にカンボジアに訪問させて頂きました時に、中学校の建設用地を見せて頂きました。
来年も訪問させて頂く予定をして居ます。色々と検討中です。中学校が出来るのを楽しみにしています。
こんにちは。
式の盛大な様子が伝わってきました。カンボジアの伝統的なところも垣間見た気分です。
学校から考える地域づくり、とてもいいアイディアだと思います。
一宮中央ロータリークラブ、山田さん、そしていっぺいさん、ご声援、ご支援ありがとうございます!
どんな中学校ができるでしょうか・・・?。今後ともよろしくお願いします!
こんにちわ、昨年訪問させて頂きました時の中学校建設は順調に進んでおりますか?
今年の11月にも訪問する予定です。
小学校の訪問も含め、中学校の建設もみたいです。
宜しくお願いします。