5月8日(土)
三井物産環境基金によるIDCJ-JST環境保全活動が、いよいよ始まりました。
まずは、今後行う活動に参加を希望する、アンコールクラウ村の青年に呼びかけ、
JSTクラウ村コミュニティーセンターに集まってもらうことにしました。
どのような若者がどれくらい集まってくるのでしょうか・・・。
午前9時。
集まっていた青年達は男女合わせて13人。
コミュニティーセンターを管理している村の英語の先生2人を合わせると、合計15人でした。
学年を聞くと、小学4年生が1人、その他は中学生か高校生。
カンボジアの中学生は、日本の子供と比較すると、小学3~4年生くらいの体格しかないこともあり、ちょっと幼すぎるのでは・・・というのが第一印象。
今後、活動はうまくやっていけるのだろうか・・・と不安がよぎります。
さらに、その後に行うアンケートで、17歳や18歳の年齢で中学1年生に在籍する青年が何人もいて、
日本のように学年と年齢がぴったり合うことの方が、ここカンボジアでは稀なのだ、ということを再認識させられました。
ちなみに、小学4年生の女の子は13歳とのこと。
JST代表のチア・ノルから、今後の活動についての説明が行われた後、
青年達が普段、どのような生活をしていて、
今後、皆で集まって活動をするとしたらいつがよいのか、を知るために、
簡単なアンケートをとることにしました。
その結果、学校は皆、午後の部に通い、
中学生も高校生も、シェムリアップ市内まで1時間かけて自転車で通学していることがわかりました。
そして、学校に行く前には、たいてい家畜(豚や牛)の世話をしたり、家族の食事を作ったり、洗濯をしたりと、皆、家族の一員としての仕事をこなしながら、一生懸命、勉学に励んでいるのだということも分りました。
「アンコール・クラウ村は好きですか?それは何故ですか?」という質問には、13人中12人が「好きです」と答え、
その理由は、「子供のための英語教室があったり、絵の先生や衛生指導の先生が教えに来るからです。」とか、
「私が生まれたところだからです。」とか、
「緑がきれいで、人間関係がよいからです。」
などと、肯定的な答えが返ってきたのですが、
一人だけ、「私はアンコールクラウ村が好きではありません。なぜなら、自分の親戚とけんかすることがあるからです。」という正直な回答もありました。
これらアンケートは、記入後、一人一人、順番に発表してもらいました。
ここで一部紹介しますね。
右;ヴォン・ソコンくん(通称『ももたろう』)
中学1年生 13歳
将来の夢はホテルで働くこと。
左;ワン・ヴィサールくん
中学1年生 13歳
将来の夢はホテルで働くこと。
プロム・オデンくん
中学2年生 16歳
将来の夢は、英語の先生になること
ヴォン・スレイマオさん
高校1年生 18歳
将来の夢は医者になること
ローン・センくん
中学1年生 16歳
将来の夢は歌手になること
次回、最初の環境調査は、5月22日(土)午前8時より、アンコールクラウ小学校にて行うことに決まりました。
(よ)
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