前回よりも余裕が? チェイ小学校環境調査

6月12日(土)

 

アンコールクラウ村青年グループによる小学校の環境調査2回目は、西バライ近くにあるチェイ小学校です。

 

実はこの環境調査、先週5日(土)に行う予定だったのですが、中学校の試験があるとのことで、急遽、延期になりました。

カンボジアでは、先の予定が見えないことが多く、このように、延期や変更となることもしばしばあります。

というよりも、カンボジアでは、「先の予定を立てること」事態が、日本の感覚とちょっと違います。

様々な場面で、場当たり的な行動をとることが普通なのです。

たとえば、結婚式や披露宴の招待状は3日前くらいに届けられるし、夕食会などのパーティーなどは当日誘われることが一般的。休暇の家族旅行なども、なんとなく当日の朝決まって、車で5~6時間もかかる場所に出かけていったりもします。

 

それはさておき・・・・。

 

朝8時。

チェイ小学校の校庭には、アンコールクラウ村青年グループが集まっています。

ちょうど、朝ごはんのパンを食べ終わったところでした。

実は、この時点で、私たち日本人の常識では予期できなかった小さな出来事が一つ起こっていました。

それは、アンコールクラウ村からここチェイ小学校まで、車で約30分の道のりを、小型バスに全員乗ってくるよう、JSTで手配していたのですが、村の青年の何人かは、車に乗ったことがなく、「車酔い」が心配で、用意したバスに乗ることができなかったことです。

・・・・・・こんなこともあるのですね。

バスに乗ることができなかった青年たちは、バイクに乗ってきましたが、今後、遠方の小学校を調査することになったらどうするのかと、先のことですが、ちょっとばかり心配です。

 

さて。

さっそく、周辺住民への聞き取り調査班2グループ、校庭内の環境調査班2グループ、校長先生へのインタビュー班1グループに分かれて調査開始です。

 

100612_01.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

←JST指導員のタウリー(右)の説明を

受ける<周辺住民への聞き取り調査班A>のメンバー。

 

 

 

 

 

左から、コン・ソポアン(17歳、高校1年生)、レイ・ルウム(18歳、中学1年生)、ライ・ソムロン(19歳、高校2年生)。

 

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←前回の調査に引き続き、JST指導員として参加している日本語ガイドのソーさん(右端)。

 

 

 

 

 

 

 <周辺住民への聞き取り調査班B>のメンバー。

左からプロム・オデン(16歳、中学2年生)、ヴォン・スレイマオ(18歳、高校1年生)、スーン・プーム(17歳、小学5年生)。

 

 

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<校庭内の環境調査N>グループのメンバー。

左から、チューン・チェット(29歳、やまなみ塾の英語教師)、テイン・トム(19歳、高校2年生)、プロム・オッドン(20歳、アンコールクラウ村唯一の大学生)。

 

 

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<校庭内の環境調査S>グループのメンバー

左から、ローン・セン(17歳、中学1年生)、ワン・サワォーン(17歳、中学1年生)、ソム・ソピー(28歳、やまなみ塾英語教師)。

 

 

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<校長先生へのインタビュー>グループのメンバー

左からカン・チュン(18歳、高校1年生)、ロン・チャム(21歳、遺跡修復作業員)、そしてJST指導員のソティさん。

このグループには、あとから駆けつけてくれたライ・ピセイさん(20歳、高校3年生、アンコール・ワット整備員の一員)も加わりました。

 

校長先生へのインタビューでは、小学校に対する外部団体からの支援状況についても質問するのですが、これに対し、校長先生は、支援者の期待に答えるためにいかに学校側が努力してきたか、ということを熱心に語り始め、場の雰囲気が盛り上がりました。

 

 

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調査が終わった他のグループのメンバーも加わり、チェイ小学校校長の話を聞きます。

 

・・・・・ちょっとばかり、調査に余裕も見られるようになった、チェイ小学校環境調査でした。

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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