旅の2日目 ~めざせ!カンポット、とその前に~
4月12日(日)
プノンペンを出てカンポットへ。
と、その前に。カンボジアでもやっぱりお正月にはお寺へ。
ということで、プノンペン在住の私の「姉」とその一族のお寺詣でに同行させてもらうことにしました。
「本当は14日~16日にお寺に行くのだけれど、
その時には人で溢れて、お供えを持って行ってもお坊さんが食べてくれないの。」
そういうわけでお正月の直前の、まだ静かなプノンペン郊外の大きなお寺に行きました。
私の「お姉さん」はカンボジア人。
この国では、日本でいう「義兄弟」のような人を作る習慣が広くあります。
お姉さんは、私の大学の先輩であり、今でもずっとお世話になっている大切な人。
そのお姉さんのご両親を筆頭に、兄弟・姉妹がそれぞれの家族を連れて、一族総出でお参りに。
ちびっこたちも含めて30人ほどの大参拝。
お寺への寄進の第一はお坊さんたちの食事。
それぞれの家庭から、料理が持ち寄られ、果物やお線香、ロウソクや蓮の花、インスタントラーメンなどと共に大皿に盛られてお坊さんの前に運ばれます。
お寺にはお坊さんのお世話をするアチャー(長老)と呼ばれるおじいちゃん、そして剃髪をしたおばあちゃんたちがいます。こういったお供えを預かり、分配するのは、長老たちの仕事。
お坊さんは最後にこれらのお供えに手を添えて、敬虔な仏教徒の皆さんに言葉をかけるだけです。
小乗仏教のお坊さんは、お金を直接触ってはいけない決まり。
ですから、信者さんからの寄付を受け取るのも長老の役割。
日本とは異なる色彩感覚で盛大に飾られた仏様。色とりどりの光背には時にくるくる回る電飾がついていることも。
晴れのお正月に仏様もいつもよりすっきりした顔で、アチャーが寄付者の名前を読み上げたり、
お坊さんが説法をしたりするのを見つめていました。
(ま)
コメント