遺跡の現場から

バイヨン 彫像修復事業

シンハの顔の一部を発見

世界遺産アンコール遺跡群・バイヨン寺院での修復が進むナーガ・シンハプロジェクトでは、修復場所が外回廊南側へと移動し、日々欄干の再設置が進んでいます。 一方で、当プロジェクトが技術協力をうけている日本国政府アンコール遺跡救済チームは修復工事...
サンボー・プレイ・クック遺跡の保全

サンボー・プレイ・クック遺跡群 新しいフェーズへ

 1998年より開始されたサンボー・プレイ・クック遺跡群での調査活動は,15年目を迎えることになりました。アンコール遺跡における修復工事と比べれば細々とした活動ではありますが,一つの遺跡群全体の研究・保存・整備・活用という総合的な取り組みの...
バイヨン 彫像修復事業

ナーガ、シンハより新年のご挨拶

新年、あけましておめでとうございます。 カンボジアでは穏やかなお正月となりました。   さて、今年は蛇年、つまりカンボジア風(?)に言えばナーガ年です。 蛇(ナーガ)は仏教・ヒンドゥー圏のアジアではいつの時代も大切に礼拝され、泉や池に貯えら...
クメールの遺跡たち

Scienceでの研究紹介

2012年10月12日に学術雑誌としてたいへん権威あるScienceのWeb Site Newsにて,アンコール遺跡群の採石場と石材輸送に関する研究が紹介されました。ここ数年にわたり,内田悦生と下田一太とがクーレン山麓の石切場とそこからアン...
バイヨン 彫像修復事業

バイヨン ナーガ・シンハ修復事業開始しました!その②

バイヨンのナーガ・シンハ彫像修復事業はいよいよ今週より、この事業のために結成された新チームでの本格的に修復工事を開始しました! これからしばらくは、JASAのカンボジア人エキスパート、ベテランの作業員の方々から技術指導を受けながらの修復工事...
バイヨン 彫像修復事業

バイヨン ナーガ・シンハ修復事業開始しました!その①

今週月曜日、9/17より、新事業<バイヨンのナーガ・シンハ彫像修復事業>が開始しました! (事業の正式名称は『世界遺産アンコール遺跡群 石像修復プロジェクト ―バイヨン寺院 ナーガ、シンハ彫像―』)   バイヨン寺院の外回廊には、寺院を囲む...
クメールの遺跡たち

ボロブドゥールの修復予備調査

インドネシアを代表する遺跡であるボロブドゥールは1970年代にユネスコを中心とした国際協力の下,大規模な修復工事を行いました。1983年に工事が完了してから約30年間が経ちますが,2010年のムラピ山噴火による火山灰の被害等も危惧されるとこ...
バイヨン修復現場から

ユネスコ専門家のバイヨン視察

シェムリアップにて毎年2回開催されているアンコール遺跡群の保存開発のための国際調整委員会(ICC)が6月6,7日に開催されました。ICCに先立ち,ユネスコの専門家,アドホックメンバーが各修復サイトを視察にまわりますが,今回は6月4日にバイ...
クメールの遺跡たち

アンコール・トムの水利問題

昨年,2011年はバンコクの洪水が広く日本でも報道されましたが,カンボジア,アンコール遺跡もまた例年にない異常な冠水範囲を記録しました。 浸水に伴う地盤の軟弱化により遺跡の倒壊や変状が認められた遺跡もありました。アンコール遺跡群は古代水利...
バイヨン修復現場から

バイヨン本尊仏の制作経過報告

バイヨン本尊仏の模刻の制作経過を報告します。 3月末に日本から指導に来られた矢野先生が戻られて以降,順調に仏像全面の加工が進みつつあり,顔や腕の外形が少しずつ露わになってきました。 グラインダーで溝状に切り込みを入れて,石材表面を少しずつ...
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