バイヨン ナーガ・シンハ修復事業開始しました!その②

バイヨン 彫像修復事業

バイヨンのナーガ・シンハ彫像修復事業はいよいよ今週より、この事業のために結成された新チームでの本格的に修復工事を開始しました!

これからしばらくは、JASAのカンボジア人エキスパート、ベテランの作業員の方々から技術指導を受けながらの修復工事となります。

 

石材の洗浄トレーニング中。遺跡の石材は、まさにオンリーワンです。修理中の扱い方は赤ちゃんを扱うように大切にしなければいけません。むやみにゴシゴシとするのは禁物。引っくり返すのも慎重にしなければなりません。ベテラン作業員から指導をうけます。

 

こちらは、砂岩修理につかう粉末砂岩を作っている様子。


 

JASAの作業員から図面の書き方トレーニングを受ける新メンバー達。

修復前の各石材の記録はとても重要な作業であり、図面記録は修復工事の基本ともいえます。みなとても真剣な目をして先輩の図面描きの様子を食い入るように見ています。指示を受けながら石材を測っていく。一日が終わるころには少し慣れてきた様子でした。


 

 

今後は、洗浄、図面描きトレーニングを経て、いよいよ石材修理トレーニングへ。といっても劣化した石材は患者さんのようなものです。一つ一つ症状に合わせて対処方法を考えなくてはいけません。 

新メンバーたちはこれから少なくとも3ヶ月のトレーニング期間に、いろいろな石材に対峙しながら、成長していってもらえると嬉しいです。(島)

コメント

タイトルとURLをコピーしました