シンハの顔の一部を発見

バイヨン 彫像修復事業

世界遺産アンコール遺跡群・バイヨン寺院での修復が進むナーガ・シンハプロジェクトでは、修復場所が外回廊南側へと移動し、日々欄干の再設置が進んでいます。

一方で、当プロジェクトが技術協力をうけている日本国政府アンコール遺跡救済チームは修復工事の傍ら、先月より外回廊東側での発掘調査を開始しています。
いろいろな土器や寺院の石材の一部が発見されるなかで出てきたのは・・・
シンハのお顔の一部(上あごから鼻にかけて)!


実はこのシンハ、昨年3月に、同じくバイヨン周辺の別箇所で行われた発掘調査で下アゴが発見されており、既に接着されていました。
今回はなんと偶然に同じシンハの上アゴが見つかったのです。これでこのシンハの精悍な顔立ちが蘇りました。

※当事業(アンコール遺跡 バイヨン寺院 石像修復プロジェクト)は日本ユネスコ協会連盟と協力し、JASA(日本国政府アンコール遺跡修復チーム)の技術的な協力を受け、実施されています。

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