世界で一つのトートバッグづくり!

バイヨン中学校2017-2018年
スースダイ!
こんにちは、インターン生の木村です!
わたしたちのインターンが始まり、二か月経ちました。
生活や業務にも慣れ、毎日が暑さとの戦いですが、
週に一回訪れるバイヨン中学校で、生徒たちと触れ合う時間に癒されています。
先週の土曜日には、トートバッグづくりのワークショップを開いてくださった方々のお手伝いをする機会があったので、
今回はそのことをブログに書かせていただきます!
生徒たちの写真も、いつもよりたくさん(!?)載せていますので、ぜひ最後までご覧ください!

【トートバッグづくり@バイヨン中学校 】
今回のワークショップでは、中学1年生の約100人を対象に、
オリジナルトートバッグを作製!!
オリジナルトートバッグとは!
簡単に言うと、まっさらなトートバッグに、色を付けた葉っぱで模様をつけて
世界に一つだけのトートバッグを作る、というものです。
その全貌は!後程、写真と共にご紹介いたします。
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2018/6/23(土)
快晴の空の下、中学校の裏庭の森の中に、大きなビニールシートが敷かれました。
ビニールシートの上では、今か今かとワークショップの始まりを待ち望んでいる中学1年生の生徒たち。
まずは、必要な道具を配布します。
トートバッグの中には、筆、紙コップ、紙皿、紙ナプキン、スプーン、ヘルプカードが入っています。
「何か問題があったり、わからないことがあったりしたらこのヘルプカードを上に挙げてね。」
そのとたん、早速ヘルプカードを挙げてみる子も、、、(笑)
皆、わくわくしながら、説明を聞いていました。
続いて、絵の具の場合の色の三原色についての説明です。
何度かブログでもお話ししてきましたが、
カンボジアの中学校では美術や音楽などの副教科がまだまだ充実していません。
教える先生自体も少なく、学校で副教科の授業が行われているのは本当に稀なのです。
そのため、生活を通して、いろんな色があることを認識している中学1年生の生徒たちも、
勉強として色について学ぶのは今回が初めて!
「たくさん色があるけど、どれも赤と黄色と青の三色が色のもととなる三原色なんですよ。
(正確には、色の三原色はマゼンダ、イエロー、シアンの三色)
この3色と白と黒があればどんな色でも作れるんですよ。」

また、どの色とどの色を混ぜればどの色になる、ということすら、学ぶ機会がなかった生徒たちは知りません。
「赤と青で紫、赤と黄色でオレンジ、青と黄色で緑!
全部混ぜると黒になりますよ!」

色についての説明に生徒たちも興味津々。
そして次に、トートバッグに模様をつける葉を採集。
バイヨン中学校の裏庭は森になっており、たくさんの植物が生育しています。
大きな葉から小さな葉まで、みんな好きな葉っぱを採集します。


高いところにあって届かない子は協力し合って、、、
たくさん採れたね!
いよいよ葉っぱに色を付けていきます。
まずは赤、青、黄色の原色のみの絵の具を取り、葉っぱにつけます。
葉っぱにつけた後は、
このようにしてまずは紙にあて、紙ナプキンで抑えた後
スプーンでこすります。
スプーンでこすることで、、、

ほら!こんなにきれいに葉っぱの模様が出るんです!
さあ今度は、実際に色を混ぜてみて、好きな色を作って葉っぱに付けてみよう!
いざ!!
(生徒たちの製作の様子をご覧ください)





当たり前のことですが、生徒たちのデザインは一つ一つ違っており、
葉っぱの使い方や色の使い方も人それぞれ。
葉っぱで彩った後には、筆で思い思いに自分で絵や文字を描く子たちもいました。
自分の名前を描いたり、
「バイヨン中学校大好き」と描いたり、
葉っぱをたくさん刷り、木の幹を描いたりする子も。
生徒たちはまるで芸術家!!
様々な作品に圧巻され続けた2時間でした。
作り終わった生徒から、お片付け。
わたしたちが何も言っていないのに、率先して片付ける姿にも感動しました!
最後はみんなで記念撮影!
モイ、ピー、バイッ!(1,2,3!)
生徒たちの世界観が垣間見え、生き生きした姿を見ることが出来ました。
日本の子供たちは、周りの目を気にしたり、先生や友達の評価を気にしたりして、
思うように描けない人が多いように感じていましたが(私自身もしかり、、、)、
カンボジアの子供たちは本当にのびのび作品作りに没頭している点が印象的でした。
自分自身を表現できる術があり、
表現することができることはとても素晴らしいことだと思います。
苦手なことも得意なことも、とりあえず夢中になってやってみる!
そんな生徒たちの姿に私自身とても影響されています。
生徒達のそんな姿をもっともっと見ていたいし、
サポートしていきたいし、
今後もどんどん発信していきたい!
これからも生徒たちの発見や成長、奮闘の様子も、ブログで紹介していきますので、
ぜひぜひお楽しみに!
最後になりましたが、今回のワークショップ開催にあたりまして、
朝早くから準備や指導に来てくださった愛知県のファンシーワークスの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、今回もブログを最後まで読んでくださってありがとうございました!
以上、インターン生 木村でした。

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