スオスダーイ!
インターン藤原です!
12月12日、バイヨン中学校では、名古屋環未来研究所Wa-Links様が
「愛・地球博記念あいちモリコロ基金」で作られた男子トイレ、
トイレからの尿を肥料として利用する畑、
JICAとの協力で作られた、砂と砂利を使用したろ過装置のオープニングセレモニーが開催されました。
名古屋環未来研究所(Wa-Links)様は、バイヨン中学校の校区内の地域を対象に、農業指導や衛生教育を行われています。
今回作られた「トイレからの尿を肥料として利用する畑」では、これから、二種類のナス・ブロッコリー・苦瓜が植えられる予定です。
現状、この地域の農業では化学肥料が用いられているのですが、値段が高く、もちろん体にも良くありません。
ただで手に入れることができ、健康への害もないこの排泄物を肥料として利用する農業というのは、すでにバングラディッシュやケニアなどで成功例があります。
最終的にこの農業方法が地域で普及されることを目標に、まずは実験的にこの畑で野菜を育てながら効果を見守ることになります。
トイレのすぐ裏に位置するこちらが、ろ過装置です。
ここでは地下水を、砂と砂利でゆっくりとろ過し、
浄化された水は、手洗い用の水/飲料水として使用できます。
このように、この地域全体の、衛生意識・農業環境の向上のため、
まずはバイヨン中学校の生徒・先生を対象としてその良さ・大切さを理解してもらい、
そこから家庭・地域全般に効果が行渡るような、
長期的な視野での自発的発展が目指されています。
この地域の発展をけん引する存在として、
バイヨン中学校が、生徒が、先生たちが、大きな役割を果たしてくれることを願います。
コメント