インターン最後のバイヨン中学校日本語授業

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スースダイ!インターンの中岡です。

先日土曜日は五ヶ月間続けてきていたバイヨン中学校日本語授業の最後の授業でした。
今日はその様子と、今まで生徒たちと学ぶ中で感じたことを書こうと思います。
まず、最後の授業も元気な挨拶から始まります。
毎回、起立・礼の掛け声は最年長の高校生セイハーがしてくれています。
今回の授業は「夢の発表会」です。
実は前回の授業から自分の夢についての文章を作り、それを読む練習をして来ました。
そして今回の授業のタイミングで明治大学のスタディーツアー、支援者の方々がバイヨン中学校を訪問するということで、その場で生徒に夢を発表してもらうことになりました。
生徒たちはみんなそういった場で発表することは授業前まで知らず、、
今日は発表がありますよ。といったら今までにも増して読む練習を始めました。
小出さんやタウリーさんにも手伝ってもらいながら、読む練習を進めていきます。
廊下で出番を待つ間、みんなドキドキしながらもお互いに”SuSu!”(カンボジア語で「頑張れ!」)と言い合っていました。
ついに本番です。
順番は身長順、セイハーからです。
セイハーの夢は日本語教師、貧しい子供に日本語を教えて仕事に就けるようにしたいそうです。
ベェンの夢はクメール語と日本語の教師、理由は貧しい子供たちに勉強を教えたいからだそうです。
この二人は高校生なのに、授業が始まった当初から毎回授業に来てくれていました。
次は中学生組です。
真ん中のネットの夢は医者です。病気で困っている人とたちを助けたいそうです。
なんだかこの辺りから彼らの姿を見ていると、ウルウル来てしまいそうでした、、笑
次はのんちゃん。
英語もできて日本語の授業にも毎回来ていました。
夢は会計士です。理由はカンボジアの経済をよくして家族と幸せに暮らしたいからだそう。
最後はみんなのアイドルのいちゃんです。(のんちゃんの妹)
のいちゃんはまだ小学四年生の9歳。夢は医者です。理由は病気の人を救いたいから。
みんなのキラキラした目で夢を発表する姿はすごくかっこよかった!!
普段の勉強もあるのに毎回日本語授業に来てくれたこの子たちに拍手を送りたいです。
授業を進める中で、教育学を学んでいない自分に何ができるんだろう。と悩むこともありました。
ただ、毎回授業に行くと子供たちが自分の授業のために学校に来ていることを実感します。そうしたことを感じると自分だけの理由で立ち止まっていてはいられない、という気持ちになりました。
インターネットで授業方法を調べ、過去のインターン生の内容を遡り、どうすればみんなが楽しめて且つ日本語を学べるかということをとことん追求した5ヶ月間でした。
発表のあと、みんなにこんなプレゼントを送りました。
5ヶ月間で撮りためた写真とメッセージです。
すると、逆に子供達からもプレゼントが。
手紙や折り紙、庭になっていたマンゴーをもらいました。(カンボジアらしい笑)
5ヶ月間悩みながらも楽しみだった土曜日の授業。
続けて来てよかったと思えた瞬間でした。
日本語を教えてはいましたが、逆に彼らから得るものがたくさんありました。
絆や笑顔、人への思いやり、顔を見えれば「タロー!タロー!」と呼んでくれる子供・先生達、など挙げればきりがありません。
人生で初めての海外長期間滞在でしたが、このカンボジアでの生活、バイヨン中学校との関わりは何事にも代え難いものです。
いつか必ず帰ってきたい。そう思える場所がまたひとつ増えました。

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