こんにちは、インターンの國陶です。
今日は、2/3~2/5まで、サンボーで調査を行ってきたので、その報告をしたいと思います。
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今回は、アンコールクラウ村青年団から5名が調査に同行し、私とJSTスタッフのスマイを含め、計7人でのサンボー行きとなりました。
初日は、午後2時シェムリアップ発バスに乗る、予定でしたが結局バスの出発が遅れ3時過ぎに出発。
午後5時ころ、コンポン・トムに到着。コンポン・トムは、シェムリアップとプノンペンの中間に位置する町で、サンボーへはここから車で1時間くらいです。
この日はその後、夕食をとり、終了。ちなみにコンポン・トムのサンボー・プレイ・クック保全事業プロジェクトのオフィスに宿泊しました。
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二日目。
この日からサンボーに移動し、調査を開始します。
また私の調査とは別に、クラウ村青年団には以下のような課題を与えました。
・クラウ村とサンボー村のライフスタイルがどう違うか?(職業や文化、伝統など)
・アンコール遺跡群とサンボー・プレイ・クック遺跡周辺の環境はどう違うか?(インフラの整備状況や人々の遺跡とのかかわり方)
・将来的にこれらはどう変わっていくのか?
今回、コンポンチューティアル高校、ASCAのメンバーが調査に協力してくれることになっていたので、3日目、ASCAとクラウ村青年団でこれらのことに関するディスカッションがあります。
出発前、スマイ先生からサンボー・プレイ・クック遺跡特別集中講座を受ける青年団
トゥクトゥク二台に分乗し、サンボーには9時半頃に到着しました。
青年団は遺跡見学、私はサンボー村の小学校にインタビューに行きました。
しかし、校長先生がおらず、あまりしっかりした情報は得られず・・・。
午後
コンポン・・チューティアル高校に移動し、ASCAとの第一回ミーティング。
それぞれ、普段どのようなことをやっているか、簡単に紹介したあと、(左:クラウ村青年団、右:ASCA)
私が、今回の調査の目的、方法を説明します。
配布の対象とする家庭数が多いこと、また、質問項目に収入や貯蓄に関するものがあり、対面のインタビューは難しいだろうとの予測から、今回は自己回答式の方法をとる予定でした。
しかし、ここでASCAから提案が。
曰く
・サンボーでは字の読み書きができない家庭が多い。
・教育を受けていない家庭ほど、貧しいことが多い。
・貧しい家庭からのアンケート用紙回収は難しいだろうし、回収できたアンケートは比較的余裕のある家からだけのものになる。
・なので、アンケートを配る人がインタビューを聞き取りした方が、回収率も上がるし貧しい家庭からも情報が得られるはず。
・時間に関しては、過去の似たような調査経験から翌日までには回収できる。
・収入等に関しては、外国人が学術目的でやっているということをよく説明すれば、かなり聞くことができる。
結局、多少情報の正確性が低下しても(対人だと収入などに関して、正確なデータが得られないかもしれない)、その他の情報に関しては多数のサンプルを得られるということを考え、読み書きができない家庭にはインタビュー方式でお願いすることにしました。
クラウ村青年団もASCAとペアを作り、15時ころからアンケート調査に向かいます。
そして、その間私とスマイはインタビューに向かったのでした。
(その2に続く)
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