カンボジアの村の家庭料理…気になりませんか?
前回お送りした仙台二華高校のトイレに関する研究を進めているB班は、
続いて村人の日常食について調査を行いました。
トイレと食べ物の関係は?とちょっとすぐにはピンっと来ないですよね…
実はバイオトイレを設置するにも、どれほどの大きさで
どれぐらいの量の微生物が必要なのか
ということを調査しなければなりません。
その量というのは、人間から排泄されるものの根源となる食べ物が大きな影響を及ぼします。
まずは、カンボジア人が良く買う食材の値段を市場に行き調査しました。
市場では、1kg単位で値段が決められており、売る人によって値段は大きく異なります。
↓こちらニエイという白い貝。
値段を聞くと、あるところでは1kg6000リエルだったのに対して、
ある店では1Kg15000リエルで売られていました。
約2倍の値段!市場での買い物の際には、値段比較が重要ですね!
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シェムリアップで最も大きいと言われる市場「プサールー」には、
野菜から肉、魚、米、調味料まであらゆるものが売られています。
鶏は生きたまま一羽ずつ売っている人もいました。
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豚肉もその場で切り落とします。
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魚売り場は、朝と夕方16 時ごろからに並ぶそうで、
その間の時間は、あまり魚が売られていませんでした。
鮮度を保つためなのかもしれませんね…
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プラホックなども売られており、少し匂いがきつい通りもあります。
肉や魚、発酵食品、香辛料などの匂いが混ざり合い、なんとも言えない鼻に付く匂いが漂っていますが、これぞ市場という雰囲気が漂います。
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魚好きな人が多いカンボジアでは、やはり肉よりも魚の方が断然安い。
もしかしたら、値段が安いから魚の方を食べ慣れているため、
肉は食べ慣れていないという人が多いのかもしれませんね….
市場での調査が終わると….いよいよアンコールクラウ村の家庭に訪問!
日常食の調査を初めます。
1件目のお家 チュンさん
その日の昼食は「たまごとスイカ炒め」
村の売店で買った小さなスイカ(緑)を切り、卵焼きと塩、砂糖、にんにくで味をつけます。そしてAJINOMOTOも欠かしません!
小さなガス管の上に中華鍋を置き、ささっと炒めたら完成!
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とてもシンプルですね。
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2件目のお家
「ソムロープラハー」というスープ
マオムやかぼちゃ、かぼちゃの花とつぼみ、トライ・ロア(魚)をニンニクやプラホック、塩で味付けしたスープ。
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ここの一日の食費は3人でおおよそ1万リエルだそうです。この家庭には、プレゼントでもらったという炊飯器でごはんを炊いていました。
少しお昼休憩をして….
日常食調査でお腹がすっかり空いてしまった私たちは、
モイモイ弁当でお腹を満たしました。
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次に夕飯のメニューを調査!
夕飯1件目は、お昼にも伺った2件目のお家へ。
その日は、午前中に仙台二華高校の皆さんが市場で購入した貝を使って
ニョアム・クチョーというサラダを作っていました。
茹でた貝にきゅうり、たまねぎ、キャベツ、どくだみを加えてライムや魚醤、砂糖などで味付けをします。ニンニクや唐辛子なんかも入れて、少しぴり辛に。
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少し味見をしたところ、味がしっかりついておりぴり辛でやみつきになる味でした。
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2件目のお家では、ソムロー・マチューンというスープを作っていました。
ソムロー=スープ、マチューン=酸っぱいという意味を指します。
その名の通り、酸っぱいスープ。魚や香草、バナナの花を加え、
塩、砂糖などで味付けをします。
この家庭でも、3人で1日1万リエルほどの食費で済ませているそうです。
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↓こちらがバナナの花!料理をしていた場所の目の前になっていました。
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そして3件目のお家へ
ここの夕飯もソムローコーコーと言う名のスープ。
カンボジアの家庭で多く使われるクルーンという調味料を使用します。
豚肉、トライ・ロン(魚)、パパイヤの花、プティー(葉)、かぼちゃなどの具材を魚醤、塩、砂糖などで味付けします。
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たっぷりの米粉を加え、とろみをつけます。
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クルーンの味が効いて、深みのある味わいがしました。
今回の調査を通してカンボジアの家庭では、
スープや炒め物などのおかず一品に白米を一緒に食べるというシンプルな食べ方が多いということがわかりました。
カンボジア料理は、砂糖と塩を合わせた
甘じょっぱい味を好み、日本人にも共通した味覚を持っていますね!
そして、どの家庭もASINOMOTOは絶対に欠かさず入れているのが印象的でした((笑))
どの家でも「食べて!」と出来上がったものを味見には多すぎるぐらいの量をお皿に盛り付けてくれました。
私たちが「チュガンニュ(おいしい)!」と嬉しそうな顔をしていると、村人もとても楽しそうに笑っていました♪
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また今回の調査でも、村の人々の優しさに触れられました。
今回の調査は、お腹までも満たしてくれるとっても美味しい調査でした!
堀
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