運動会の教育的意義とは?~教員養成校での講義~

NPOオアシス活動2016年度

こんにちは。インターン生の榎本です。

カンボジアは非常に過ごしやすい気候となってきました。
本日は一昨日からカンボジアに訪問されている
NPO法人オアシスの金田先生、神崎先生が行ったシェムリアップ州教員養成校での講義の様子をお伝えします。
NPO法人オアシスは教員のOB、OGの方々で多く構成されていて、
カンボジアの教育支援をされている団体です。
さて、今回行われた講義のタイトルは「運動会の教育的意義」についてです。
祝日で学校がお休みにも関わらず、なんと教員養成校の生徒が講義を聞くために約200名集まりました!!!!!
平日は皆、制服を着ているのですが、今日は私服ですね!
まずは土踏まずの話からお話が始まりました。
カンボジアの子どもたちはしっかり土踏まずがありますが、
日本の子どもたちには近年見られなくなってきている。
バイクなどに頼るのではなく、しっかり足を使って運動することが必要だということを
熱く生徒たちに伝えておられました。
近年バイクが増えてきたカンボジア、便利さゆえに使ってしまいがちですが
カンボジアの子どもたちにはぜひ
このまましっかりとした土踏まずを残していってほしいものです。
そして次は運動会の話です。(写真は金田先生)
前回教員養成校で行われた運動会実施に至るまでのお話のなかで、
ごみ拾いから最初は始まったというお話がありました。
カンボジアではごみを地面に捨ててしまうことが多くあり、
運動会実施予定地はごみがたくさん落ちていたそうです。
運動会をやりたいという気持ちがあるならば、
まずは場所を整えなければ!という金田先生の提案でごみ拾いが始まりました。
ただ単に運動会をやりたい!
というのではなく、やる前にその環境を整えることが大切だということを教えて頂きました。
そしてその後は1月にバイヨン中学校で行われた運動会の様子をまとめたDVDを見ました。
生徒たちは中学生たちがテキパキと運動会を進めていく様子に興味津々でした。
DVDを見終わった後、金田先生からは、
自分たちが指導するという面で見てみるのも大切だが、
自分たちが子どもたちの気持ちになって見てみるのも大切だとおっしゃっていました。
生徒たちは、今回の講義を通して次回の教員養成校での運動会実施の
モチベーションが上がったのではないでしょうか。
前回を越えた良い運動会になることを願っています。
講義の通訳は、JST代表のチア・ノル(左)でした。(右:神崎先生)
お二人の先生方、貴重なお話をありがとうございました!
榎本

コメント

タイトルとURLをコピーしました