おもしろい競技を発見!!!

NPOオアシス活動2016年度
こんにちは。
インターン生の榎本です。
本日はシェムリアップ州立教員養成校で行われた体育授業について紹介致します!
最初は生徒たちにだいぶ馴染んできたラジオ体操から始めていきました。
お手本を見ずともできる生徒が増えてきました。
そして行進の練習。いつも行進のときにかけている音楽が速いピッチだったので
少し遅いピッチの音楽に変えて練習しました。ちなみに甲子園の行進曲を使いました(笑)
少しずつですが全体の息が合ってくるようになってきたように感じました。
また、今回の授業から次回の運動会のリーダーとなる生徒たちが先導して授業を進めており、
そういった生徒たちの声掛けが非常に有効に働いていました。
その次は障害物競走の練習でした。
生徒たちはハードル、みのむし競争、ぐるぐるコーン(ぐるぐるバットのようなもの)を
順々にクリアしていっていました。
ですが体格の大きい生徒たちには現在の運動場は小さいようで
転倒などが多く起こっていました。
次回の運動会までにはもう少しコーナーを曲がりやすくするなどして
改善していきたいですね。
次は綱引きの練習をしました。この綱引きがとてもおもしろく、
何度やっても右側に来るチームばかりが勝つので生徒たちはみんなおもしろがっていました。
すると最後の最後にやっと左側のチームが勝ちみんなで大喜びでした。
生徒たちの盛り上がりがすごかったです。(笑)
その他にも玉入れやムカデ競走など生徒たちが組み込みたい競技を練習しました。
そして私がもっとも驚いた競技を紹介します!!!
その名は【ボームトゥクダッククドン】
日本語訳すると【ペットボトルに水を入れる】という意味になります。
この競技は日本でいうところのパン食い競争に近い競技です。
ですが日本のパン食い競争とは大きな大きな違いがあります(笑)
では、どのような競技か説明させて頂きます。
① 大きなバケツ4つにたっぷり水を張り、コップを置いておきます。
② そして10メートル程離れたところに同じく4つのペットボトルを置いておきます。
③ よーいドンの合図が出ると選手たちは一気にコップで水をすくいそれを口いっぱいに含みます。
④ そして、そのまま10メートルダッシュします。
⑤ ダッシュした先には500mlペットボトルがあります…。
そうです。口に入れた水をペットボトルにどんどん注いでいくのです。
ちなみに注ぐ時に手でペットボトルを持ってはいけません。(難しい…。)
一人で何往復か行い、ペットボトルの水を一番最初に溢れさせた選手が勝ちとなります。
男の子だと速い子で5往復でペットボトルを溢れさせてしまいます。
足の速さよりも口にいかに水を多く入れれるかが鍵となってきます(笑)
この競技はきっとここカンボジアだからこそできるものではないかなと思いました。
ユーモア溢れるこの競技を見ることができてとても楽しかったです。
カンボジア人に聞いてみるとこの競技はお正月などに遊びでやったりするのだそうです。
非常におもしろい発見ができ、とても良かったです。
教員養成校の授業は今回のオアシスの方々の訪問期間で今回が最後となってしまいましたが、
計4回(講義も含む)の授業を通して生徒たちの成長をしっかり感じることができました。
それを私が一番感じた瞬間は、今回の授業の朝、少し早めに養成校に着いた時に
生徒たちが一生懸命、運動場の掃除をしていたのを見たときです。

一番最初の養成校の講義で金田先生が仰っていた、
「やりたいという気持ちがあるならまずはやる環境を整える必要がある。」
という言葉が生徒たちに届いたのではないかと思います。
また1月にオアシスの方々が来られて運動会が実施されるとき、
より成長した生徒たちの姿が見れるとよいなと感じました。
榎本

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