バイヨン中学校で昨年から行っている「アンコールの水環境 再生プロジェクト」。
このプロジェクトをJSTと共同で進めている国際開発センター(IDCJ)の岩崎さんが先日来訪されました。
そして、バイヨン中学校2年生へ向けて、「オーストラリアについて」の特別授業をしてくださいましたのでご紹介します。
岩崎さんは10か月間、オーストラリアの西海岸にあるパースに滞在されていたことがあるとのことで、オーストラリアの基本情報(国旗、州、気候、動物、国の広さ)などについて、わかりやすく説明してくださいました。
実は、昨年、ハワイの中学生がバイヨン中学校を訪れた際、バイヨン中学校の生徒たちは、世界地図の中でハワイはどこにあるかはもちろん、ハワイという島のことを誰も知らないということがわかったので、岩崎さんにはぜひ、世界のどの国についてでもよいのでレクチュアーを、とお願いしました。
日本のようにテレビもインターネットも図書館も身の回りにないバイヨン中学校の生徒たちが、世界を身近に感じる機会はそう多くはありません。
その貴重な機会を提供してくださった岩崎さん、ありがとうございました!
岩崎さんの説明を聞く、生徒たちの真剣な眼差しがとっても印象的ですね。
入ってくる情報が限られているからこその真剣さ。
まるで坂本龍馬や勝海舟の時代か!と時々錯覚してしまうほどの状況が、現在のバイヨン中学校、ひいてはカンボジアの農村地域の学校の現実です。
さて、岩崎さんのレクチュアーからひとつクイズです。
オーストラリアのエンブレムにデザインされている2匹の動物。
皆さんはこの動物は何かわかりますか?
答えは、カンガルー(左)とエミュー(右)だそうです。
なぜこの動物が選ばれたのかというと・・・、
They only go forward, never backward.「後ろに進むことができないから」。
つまり、「オーストラリアは前進あるのみ!」ということだそうです。
バイヨン中学校の生徒たちも、これらの動物のように、前進あるのみ!!
ですね(笑)
(陽)
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