光と温かさ~インターンを終えて~

JSTインターン生のカンボジアライフ
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皆様こんにちは、2016年2月26日をもってJSTインターンを終えた五井です。

日本時間の27日午前7時、無事に帰国いたしました。現在、日本の寒さに驚きつつ、かじかむ手に戸惑いながらこのブログを書いています。
JSTでの約四か月半はとても短い時間でしたが、私にとって本当にかけがえなく、尊い時間です。
たくさんの素晴らしい方々に巡り合い、たくさんのことを学ばせていただきました。

まず、子供たちの純粋な「学びたい」という想いに、私自身が「学ぶ」ことの本質を教えられたように思います。
子供たちの輝く笑顔は、周囲のすべてを明るく照らして、温かい心にさせます。
幼い弟や妹たちの面倒を、村の子供たちみんなで育てているということがとても印象的で、たくましく感じていました。
どんなことにもいつも興味津々、一所懸命で、私が行き詰っている時には、彼らの笑顔や真剣さに本当に励まされました。

また、アンコールクラウ村・バイヨン中学校を支援をしてくださっている皆様と出会い、お話をたくさんさせていただき、社会について、そして私自身の将来について深く考えられるようになりました。
本当にたくさんの貴重なお話を聴かせていただきました。これからも皆様からの学び、ひとつひとつを胸に、視野を広く歩んでいきたいと思います。

そして、未熟すぎる私たちに様々なことを挑戦させてくださったチアさんと小出さん。アイディアを言葉に、形にすることの楽しさと難しさ、他人を信じることの大切さを教えていただきました。
私たち学生の発言を、どんな時も親身になって聞いてくださり、「やってみて。」といつも背中を押してくださいました。
慣れない環境の中で、カンボジア人スタッフとの連携は、はじめはとても困難でした。しかし、チアさんや小出さんの私たちインターン生を含めたスタッフへの信頼を肌で感じて、私たちもカンボジア人スタッフを信じて、時にはお仕事を任せ、助け合い、励まし合うことができるようになりました。
四か月半の間とは思えないほどにたくさんの素晴らしい経験をさせていただきました。

私たちがJSTインターン生としてカンボジアで過ごした四か月半、「人の温かさ」をいつも全身に感じながら活動させていただきました。
夜のアンコールクラウ村には明かりがありませんが、夜の暗さは、星や月の明るさ、そして人々の明るさを際立たせていました。
日本の強すぎるLEDの光は、時にそういった明るさや温かさを忘れさせてしまうことがあるように思います。カンボジアの地で感じた温かさを忘れずに、皆様から頂いた貴重な学び、経験に少しずつ恩返しができるよう、これからも励んでいこうと思います。
最後になりましたが、私たちのJSTインターン期間中に出会い、支えてくださった支援者の皆様、JST、Cafe Moi Moiのスタッフの方々、バイヨン中学校の先生方、今ブログを読んでくださっている皆様、そして私たちを受け入れてくださったチアさん、小出さん、本当に本当にありがとうございました。
これからも、JST、カンボジアと繋がっていく活動を考えていますので、ぜひご協力の程よろしくお願いいたします。
五井 梨奈

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