こんにちは。
JSTインターン生の増原です。
今回も、前回に引き続き12月にバイヨン中学校で行われたアンケート調査の結果をお知らせしたいと思います。
中学校1年生を対象に行ったアンケートの詳細は以下の通りです。
まずは、名前、年齢、性別、住所、兄弟の人数、出身小学校に加えて、
①学校に行きたいか。
②勉強は好きですか。
③好き/嫌いな教科
④他に勉強したいことは何ですか。
⑤去年は学生だったか、もしくは働いていたか。
⑥将来の夢は何ですか。
⑦いったことのあるところはどこですか。
⑧将来行ってみたいところはどこですか。
⑨なぜバイヨン中学校に入学したか。
です。
日本では考えられませんが、バイヨン中学校1年生には、11歳から16歳の生徒が一緒に学習しています。
周辺に中学校がないため、進学をあきらめた子ども達が、バイヨン中学校に学習の機会を求めて入学してきたのでしょう。
今年の一年生は、150人を超えていますが、来年は生徒がさらに増えることが予想されています。
そんな今の一年生は、全員学校が好きだそうで、どのクラスのアンケートを見ても、
バイヨン中学校が好きではないと答えた生徒は一人もいませんでした。
と、同時にみんな勉強することも好きでした。
私が、中学生の時はどうだったかな...と少し反省させられるデータとなりました(笑)
また、将来の夢では、やはり教師が一番人気だということが分かりました。
バイヨン中学校の先生方を見て、私もこんな先生になりたいと思ったに違いありません。
将来、バイヨン中学校の卒業生が、また母校で先生をしている姿を見られるかもしれませんね。
その他、興味深いデータは、
行ってみたいところで、「日本」と答えた生徒が多かったことです。
日本のNPOや団体から、様々な形で支援を受けていることで、日本が身近な存在となりこのような結果になったのではないかと思います。
バイヨン中学校に入学した生徒には、
「日本語の授業があるから」、「いい先生がいるから」、「学校の教育がいいから」、「体育があるから」、「コンピューターの授業があるから」と答える生徒が多くいました。
中学校が生徒たちに、与えたものは数えきれないほどなんのだと身に染みて感じました。
バイヨン中学校が出来たことで、生まれた繋がり-。
それは、生徒たちと先生との繋がりを超えて、日本とカンボジアの繋がりや、支援団体との繋がりといったように、どんどん大きくなってきています。
これから、あと2年バイヨン中学校で学ぶことのできる1年生たちには、こういった繋がりを感じてもらいながら、楽しい学生生活を送ってほしいなと切に願っています。
増原 早紀
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