こんにちは!
今回は聖心女子学院がスタディーツアーで来ていた際
バイヨン中学校で行ったちぎり絵企画についてお届けしたいと思います。
(聖心のスタディーツアー3日目の様子はこちらから)
聖心の活動報告では書ききれなかった生徒たちの様子もご覧ください!
聖心女子学院のスタディーツアー3日目
バイヨン中学校で聖心の生徒のみなさんとバイヨン中学校1年生の交流会がありました。
ここでは聖心とバイヨン中学からそれぞれプログラムを用意したのですが、
それとは別に「ある」イベントが企画されていました。
実はこのイベントの企画・実施を
インターン生である私が担当させていただくことになりました。
当日のみんなの様子をお届けする前に
少しだけこの企画ができた経緯をお話しさせてください。
「みんなで協力して何かを作りたい」
そんな思いからこの企画はスタートしました。
この交流会にはバイヨン中学校の生徒約160人と
聖心の生徒さん20名のおよそ180人が参加します。
交流ができかつ形に残る何かを探し
色々と考えてたどりついたのが、ちぎり絵です。
実はこれにはもう一つ意味があります。
バイヨン中学校では担当教員がいないため、
音楽や美術といった芸術系の授業がありません。
個々で絵を描く機会はあっても、何かものを作る機会はほとんどありません。
せっかく日本から生徒のみなさんが来られるし、
この機会に「みんな」で何かをつくることや工作を楽しんでもらえたらいいな
そう思って企画しました。
ちぎり絵といっても単なるちぎり絵ではありません!
総勢180名近くが参加するので縦165㎝×横220㎝の巨大ちぎり絵を作ります!!
全体を12グループに分け、各グループ担当のピースのちぎり絵を制作します。
そしてグループそれぞれがピースを持ち寄って最終的に一つの大きな絵を完成させます!
実はこの企画、私も考えて企画したものの、
これまでやったことがなかったので成功するのか、完成するのかドキドキでした。
そしてこのちぎり絵にはもう一つ工夫したことがあります。
それはちぎり絵なのであらかじめ貼ってほしい色が指定されているのですが、
ところどころわざとクメール語や日本語で書いています。
こうすることで、お互い聞きあったりして助け合わないと絵が完成しません!
伝えるためにはお互い英語で色を説明しなくてはいけないので、
バイヨン中学校のみんなには事前に説明や準備をしたりしました。
そして交流会当日…
聖心のみなさんにも協力してもらいながらイベントがスタートしました。
みんな説明分かってくれたかな?
上手く交流しながら作れるかな?
と不安に思っていたのですが、
聖心の生徒さんたちがちぎり方の見本を見せてくれていたり
細かくちぎるように教えていたり助け合いながら作業をしていました!
お互い色もしっかり説明できた様子
よかったよかった~
カンボジアの生徒たちも作りながらコツを掴んできたようで
グループで分担しあいながら作っていました。
途中からはみんなわいわいしながらも、目は真剣そのもの!
このブログでも何度かお伝えしていますが、
カンボジアの人は日本人と同じで手先がとっても器用。
そして几帳面な性格でもあります。
同じようなタイプだからなのか、
細かいイラストの部分にまでみんなとってもこだわっていました。
いや~それにしてもカンボジアの生徒たちみんなが
こんなに熱中するとは思ってもいませんでした(笑)
おかげで思っていたよりも早くそれぞれのグループが完成していきました。
無事全グループ完成!!
いよいよフィナーレ!グループで持ち寄り一つの絵を完成させます。
各グループのリーダーが絵を持って順番に並びました。
そしてついに!一枚の巨大ちぎり絵が完成しました!!
みんな一生懸命頑張って作っただけに満足げな表情。
楽しかった!というみんなの声が聞けて私も嬉しかったです!!
後日全体の様子を見るために
バイヨン中学校のエントランスにみんなで飾ってみました。
完成した絵を見ていたらみんなであることに気づいてしまいました。
象さんのお顔の部分の色に…ちょっと水色?!
みんな一生懸命作った作品なのでご愛嬌ということにしましょう(笑)
この出来上がったちぎり絵は
新学期の10月にバイヨン中学校入口ギャラリーに飾られるのと、
来年1月に行われる新校舎の竣工式で飾られる予定です。
みんなで一緒に何かを作り上げる楽しさを共有できて
とっても楽しい一日になりました。
籔内
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