日本語で数字を読めるようになろう!

日本語教育

こんにちは!

今回は、1月3日と11日の2週分の日本語授業(1年生)をご紹介します。
この2回の授業のテーマは「数字」です。
〈1月3日〉
1~100までの数字の読み方をまずは教えました。
それから、何度も何度も声に出して練習!
だいたい言えるようになったところで、”Don’t say 21 game”をしました!
皆さん、このゲームを知っていますか?
このゲームでは、まず5人くらいで1つのグループを作ります。
その中で、1人1人順に1から数字を言っていきます。(※1人が言える数字は3つまで)
そして、順々に数字を言っていき、”21″を言ってしまった人が負けです。
今回は、もっと数字の練習をしてほしかったので”100″を言った人が負けにしました。
説明するのひ少し時間が掛かってしまいましたが、ゲームを楽しんでくれていたので良かったです。
これで少しは日本語で言う数字になれたかな?
そのあとは外でゲーム!!!
「今日はちょっと外に出てゲームをするよー!」というと、生徒の盛り上がりはいつもに増してすごかったのは言うまでもありませんね。
外でのゲームは、私が日本語で数字を言って、その数だけの人数を集めてグループを作るというものです。最後まで残ったのは2人の女子生徒でした!

この日の授業はここまで。
〈1月11日〉
まずは数字の復習から。
1~100までと200、300、400、500、600、700、800、900、1000までをみんなで協力しながら声に出して練習しました!
予想はしていましたが、1~10まではすんなりと言えるのですが、11以降になるとあまり上手に言えず・・・
11=10(じゅう)+1(いち)だから11(じゅういち)か!と考えるのが難しいのか。
何か他に良い教え方があったらいいのですが、なかなか思いつきません。
そのあとは、ミニテストとしてディクテーションをしたのですが、
2桁は大丈夫ですが、3桁はまだ難しかったようです。
まだ数字の練習は必要ですね。
そのあとは、数字を使った伝言ゲーム!
このゲームのルールは、
グループ内で順番に次の人へ次の人へと数字を伝言して最後の人が黒板に出てきて、その数字を書く。そして1番早く書いたチームが勝ちという単純なゲームです。
1回目、私は数字が書かれた紙をトップバッターに見せ、その場で日本語で覚えてもらい、自分の席に戻って次の人に伝言してもらいました。
みんなすっごく早くに伝言を終え、最後の生徒たちがすごい勢いで黒板に数字を書いたんです!
え!?早すぎでは!?あんなに片言に数字を言っていたのにどうして!?
そうです、みんなクメール語で伝言していたのです・・・
勝つのに必死なあまり日本語はそっちのけ。
とりあえず伝えようというわけです。
先生、ショックです。日本語を使うから意味があるのに!
クメール語で伝えたらただの楽しい伝言ゲームでしかないよ!
2回目からは、数字のカードは見せずに、日本語で数字を伝え、ゲーム再開。
やはり、難しそうな顔をしながらやっていました。
黒板に書かれた数字も間違いが多い・・・
正解を書くと「え~」だとか「あ~」という声が聞こえます。
これでこそ学習ゲーム。
自分の間違いに気付いて、直していけたらいいです。
沢山日本語を話す練習をして「使える」ようになって欲しいものです。
最後に日本の歌を歌って終わりました!
次回も数字の練習はしたいと思います。
坂上

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