日本語を勉強する前に、時計を読んでみよう!

日本語教育

こんにちは!

1月3日に今年初めての日本語授業を行いました!
この日のテーマは”時間”。
これまで授業をしている中で、少し気がかりになっていたことがありました。
それは、数字がうろ覚えだということです。
数字を使う場面で、生徒たちはいつも口籠ってしまっていたので、
今回は数字も一緒に復習しながら何か授業をしたいということで、”時間”の表現を学習しました。
まずは、「~時~分」を勉強しました。
4時や7時などは、なんと読みますか?
×  よんじ
〇よじ
×  ななじ
〇しちじ
ですよね。
また、「分」に関しても
×  1ふん(いちふん)
〇1ぷん(いっぷん)
と数字によって、「時」や「分」が付くことによって本来の数字の読み方とは違う読み方をするものがありますよね。
日本人にとっては、当たり前に読んでいるものなのですが、
生徒にとってはこれを覚えるのが大変だったようです。
みんな難しい~~~と・・・
何度も使って慣れていこう!
次は、”時計を使って1日の生活を表してみよう!”です。
黒板に時計と絵を描いて
1.起きる
2.学校に行く
3.勉強をする
4.家に帰る
5.寝る
このように1日を区切ってそれぞれ何時にやるのかを時計に短針、長針を書いてもらおうと思ったのですが・・・
ここで、詰めが甘かったなと思わせる事実が・・・
一部の生徒は、時計の読み方が分からなかったのです。
例えば、8時を表す時計を書きこれは何時か、と聞くと
「8時12分。」という答えが。
はッとしました。カンボジアの生徒のことどんどんわかってきているつもりでいたのですが、
まだまだ分かっていませんでした。
というわけで、急きょ、時計の読み方を教え、本題へ。
一人一人前に出てきてもらい、自分の一日を発表してもらいました!
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同じ学校に通っているのに起きる時間は本当にバラバラ。
これも、バイヨン中学校には8キロほど離れている家から通う生徒がいたり家の手伝いを朝早くからしている生徒がいたりするからですね。
今日の授業を通じて、生徒がまだ社会に出たときに必ず必要になる一般常識のようなものを身に付けられていないことを改めて実感しました。
私のインターン生活も残り2か月を切りました。
その期間にどれだけ生徒たちの関心を引き出せるか、どれだけ生徒たちに今日みたいな実用的な知識を身に付けてもらうか。そこを大事にしながら授業をしていきたいと思いました。
坂上

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