カンボジアの文化遺産って何がある?~バイヨン中学校特別授業2.1~

バイヨン中学校2014-2015

12月20日(土)

バイヨン中学校が開校した去年から、JSTでは、地域の専門家をお呼びして何度か特別授業を行ってきましたが、この日は、アプサラ機構(アンコール地域遺跡整備機構)の方々が、バイヨン中学校で1年生を対象に授業をしてくださいました。

1年生は初めて聞く内容だったので知らないことばかりだったと思います。
今回のテーマは、文化遺産・自然遺産。
世界遺産アンコールワットをはじめ多くの遺跡をもつカンボジアならではの授業ですよね。
遺産について説明する前にまず、アプサラ機構の活動をお話してくれました。
アプサラは、主に、
 ・文化遺産の理解
 ・各地の遺跡埋蔵物の保存・管理をそれぞれの地域で行っていくための子どもたちへの教育
を行っています。
その活動の一環としてバイヨン中学校での授業があるのですね。
また、その他には、村の暮らしや文化をお客さんに紹介、案内する観光業も行っているようです。
今日、講師をしてくださった方の組合では、いま、村地域の生活水準を上げるために遺跡を活用していく方法を考えているとのことです。
そのあとは、文化遺産と自然遺産の説明をしてくれました。
文化遺産にも、無形・有形あるのですが、
皆さん、カンボジアの無形文化遺産をご存知ですか?
今日、講師が生徒に教えていた無形文化遺産をご紹介!
村では、前頭部の髪の毛を一部切らずに残しておくのです。
ある年齢(13歳や14歳くらい)を迎えたら、その髪の毛を切り落とすことができるようです。
学生の中にも1人、この文化を継承している生徒が!!
この子の前髪が一部長いんです。

実際にみたらつかめるくらい長いんです。
このような文化遺産は特に田舎の方でまだ継承されています。
自国の文化でも、地域が違えば知らないことも多いですよね。
生徒の中でも知っている生徒、知らなかった生徒といました。
ですが、こういった授業を通じて文化遺産を知ることで、
自国文化への理解が深まり、もっと自分の国について知りたいと
意欲が湧いたらいいと思います。
アプサラからプレゼントもいただきました!
クメール語と英語でかかれた遺跡についての物語と漫画の本です。
アプサラの講師の方々ありがとうございました。
坂上

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