村人みんなで道路補修。2か月かけて完了しました!

 

120125.JPG昨年の雨期の大雨で、壊れてしまったアンコールクラウ村の道路です。

乾期になり、水もすっかり引いた昨年12月、村人総出で、道路補修を始めました。

とはいっても、村人も仕事があるので、作業できるのは日曜日のみ。結局、それから2ヶ月間、5回にわたって少しずつ作業をすすめていき、先日、ようやく道路がもとに戻りました。

 

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120125_03.JPG大きな土管を移動していく作業。すべて人力です。

 

 

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小さな子供もお手伝い。

 

 

 

 

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120125_06.JPG道路を横断するように二列に土管を入れ、土をかぶせます。この土管を入れておけば、来年、同じ場所で道路が決壊するようなことはないでしょう。。。

 

 

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 土は、すべて、道路の両脇から運んだもの。凹凸がないように土をならして、ようやく完成しました。

 

 

 

 

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120125_09.JPG作業の日は、毎回、一頭分の”ブタの頭”をJSTから差し入れて、担当の村人にスープをつくってもらいました。皆、作業のあと、豚肉たっぷりのスープを飲のを楽しみにしているのです。

 

カンボジアの農村部では、このように、自分たちで道路をつくり、壊れたら、自分たちで直していきます。誰に頼ることもできないので、自分たちが動くしか方法はないのです。

とはいえ、村人一人一人が協力すれば、確実に成果が見えてきます。

そして、”ブタの頭”や土管購入の資金は、村人が村を観光資源としてアピールして得た収益です。道路が整備され、村がきれいになり、さらに魅力的な村になれば、今後も村を訪れる観光客は増えていくことでしょう。

税金や政府や役人に頼るのではなく、自分たちの身近な問題は身近な人々で解決する。小さいけれど自立した社会ができていくことが、カンボジアのような、今後発展していく国では必要なのではないでしょうか。。。

今後も、JSTでは、村人たちが自主的に気持ちよく協力し合える”新たなしくみ”を考えていきたいと思っています。

(よ)

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