カンボジアの子供たちのためのチャリティーヴァイオリンコンサート

その他の活動

昨日に引き続き、今日はJASA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)オフィスのメインホールにて、原田陽(はらだあきら)さんによる、カンボジアの子供たちのためのヴァイオリンコンサートが行われました。

 

原田さんは1982年東京都渋谷区生まれ。ニューヨーク・ジュリアード音楽院プレカレッジやパリ国立高等音楽院を修了し、さまざまな著名な音楽家のもとで指導を受けたのち、現在は、日本、フランス、オーストリアを拠点に演奏活動を行っている若手ヴァイオリニストです。

(原田陽さんの公式ホームページはこちら→http://www.little-ch.com

そのようなすばらしい経歴をお持ちの原田さん、毎年恒例の「AMATAK(NPO)後藤文雄神父カンボジアツアー」に参加され、プノンペンから車でバンテアイ・ミンチェイ州タイ国境沿いの元ポル・ポト支配地区の村々を視察・宿泊され、村の子供たちにヴァイオリンを演奏された後、先日シェムリアップに到着されたのでした。

 

シェムリアップでは、昨日のアンコールクラウ村での演奏に引き続き、二回目の公演となります。

JASA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)オフィスのメインホールには、シェムリアップの孤児院の子供たちをはじめ、昨日の三栗さんのお話し会にも参加した柔道教室や日本語教室の子供たちや、近くの小中学校の子供たちを中心に、150人以上が集まりました。

 

演奏曲目;

1.     バルツァー:「ジョン、いますぐキスして」の主題によるグラウンド
Baltzhar : Division on a ground “John, Come kiss me now”
    

2.     バッハ:無伴奏パルティータ3番より プレリュード、ルール、ガヴォット 

Bach:  Partita for violin solo no.3  -Preludio, Loure, Gavotte

3.     ビーバー:ロザリオのソナタより 第16番 守護天使

              Biber :  From the Rosary sonata, no.16 “Guardian Angels”        

 

原田さんが奏でるヴァイオリンの音色は、やさしく伸びやかに広がり、大きなドーム屋根に反響して、上から横からと包み込むように子供たちの周りを舞い踊っているかのよう。

・・・・しばし至福の時が流れました。


原田さん、感動的な演奏をありがとうございました。

カンボジアの子供たちは、また原田さんのヴァイオリンの音色を聴くのを楽しみにしているようですよ。

 

実は、今回の演奏会は入場無料だったのですが、会場に置かせていただいた募金箱には、全部で89ドル入っていました。会場に集まってくださった人数以上のたくさんのリエル札が入っていましたので、きっと、子供たちも募金してくれたのでしょう。・・・・・感謝感激です。

この貴重な寄付金は、原田さんが今回訪問された元ポル・ポト支配地区の子供たちのために使わせていただく予定です。

皆さん、どうもありがとうございました!

コメント

  1. 鍵山(青年海外協力隊) より:

    先日は、三栗さんの講演会、そしてバイオリンコンサートと、二日続けてありがとうございました。すてきな会場で、とても雰囲気のよい会だったので、私自身が一番楽しませていただいたかもしれません。
    付属小学校の子供や教員養成校の学生達にとっても、とても貴重な経験になったと思います。カンボジアの子供たちにとって、このような音楽鑑賞は初めてのことなので、途中でおしゃべりしたりしないかと、引率の先生気分で見ておりました。
     この会のように、カンボジアの人たちと日本人が平等に集える機会というのはなかなかないので、とても思い出に残りました。また、チアさんの通訳がすばらしく、クメール語の言い回しの勉強もさせていただいたかんじです。
     コンサートの帰りに、学生たちも100リエルや500リエルを募金箱に入れて帰っていたのが印象的でした。どんな人にでも「ボランティア精神」があるのだなーと感動しました。今後もこのような企画があれば、カンボジアの人たちと共に参加したいなと思います。

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