4月1日。日曜日の午前中。
この日、3月上旬にいただいたソーラーランタンをクラウ村青年グループのメンバーに配布しました。
この間何をしていたかというと・・・この書類を作ってました。
「ソーラーランタンを責任を持ってしっかり管理するぞ契約書」です。
はじめてランタン寄贈のお話をいただいたとき、JSTではソーラーランタンをいくつ、どのように活用するか相談しました。
アンコールクラウ村の家庭では一部で自家発電をして、近隣の家庭に送電しているところもありますが、一番一般的なのは自動車用バッテリーに蓄電をして利用する方法で、それ以外にはランプやろうそくを使う家庭もあります。
村の家庭に配布したいけれど、そんなにたくさんはJSTで受けきれず、管理もできない・・・うーん。
そこで考えたのが、青年グループメンバーへの配布でした。
中学・高校・大学生を中心とする青年グループの家庭にこのランタンがあれば、彼らの学業の進展に大きく貢献できるのではないかということ。
そしてもうひとつ、彼らがランタンを使う様子や機会を通じて、村の電気活用事情を垣間見られるのではないかと考えました。
さらにもう一歩踏み込んだ目論見として、寄贈していただいた物品を青年グループ自らが管理し、活用するという経験をする機会にしようと企んでいます。
そこで冒頭の覚え書きのほかにも、青年グループが家族や周りの人にもランタンの仕組みや使い方を説明できるようにJSTのメンバーがサポートをしました。
彼らはいずれ村の中核となる人材です。彼らを介して新しい情報が村に伝わっていく仕組みを作りたい。そうした願いをこのランタンプロジェクトに込めました。
この日口頭で聞いてみたところ、青年グループ19名のうち、自宅に電気が通っている(村内発電です)のは7家庭、バッテリーを電源として使っているメンバーは4家庭、ランプまたはろうそくを使用しているのは6家庭でした。
生活のどういったシーンで活用しますか?という質問には、炊事、食事、勉強、トイレに行くときや家庭でやっている雑貨屋の店頭でなど、様々なアイデアが帰ってきました。
覚え書きと併せて、ランタン活用記録表にも記入をしてもらうことにし、1ヶ月ごとにランタンが村で活用されている様子を教えてもらいます。
この後のランタン×青年グループの活躍が楽しみです!
**パナソニック株式会社様のプレスリリースページに、バイヨン寺院ので贈呈式の写真が掲載されています!
こちらからご覧ください!→http://panasonic.co.jp/news/topics/2012/96170.html
(舞)
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