スースダイ!
皆さんこんにちは!インターン生の木村です!
今回のブログでは、先週のバイヨン中学校での授業の様子をお伝えします。
わたしたちインターン生は、毎週土曜日にバイヨン中学校で、一時間、音楽や美術などの副教科を教えています。
それは、カンボジアの学校教育において、音楽や美術、家庭科といった副教科がまだまだ充実していないためです。
そのため、わたしたちインターン生は、少しでも広い世界を生徒たちに見せたい!一緒に見たい!という思いを持って、多様性のある授業内容の考案に力を注いでいます。
前回の授業では、折り紙教室を!(詳しくは折り紙であふれる笑顔!(折り紙教室@バイヨン中学校)をご覧ください!)
そして、今回は、裁縫教室を開催しました!
【裁縫教室@バイヨン中学校】
今回の授業では、
年に一度、アンコールクラウ村を訪れ、
デカパン競争(おおきなパンツを子供二人で履いて走り、その後パン食い競争をする)や綿菓子づくりなどを行い、村の子供たちと、もう十年以上交流を続けていらっしゃる小学校教員の方からいただいた、ナップサックやポーチの手芸キットを使わせていただくことにしました。
さあ、いただいた手芸キットを使って早速授業開始!!
わたしたちインターン生も、作り方は予習していたのですが、
実際教えるとなると言葉の壁もあってか、苦戦、、、
身振り手振りで、ここからここまで縫って!ここは二回縫ってね!
と生徒たちに伝えます。
カンボジア人はとても器用で、目がよく、細かい作業も得意と聞いていたので、
子供たちの手つきに注目しながら、一緒に作業を進めていきました。
カンボジア人のスタッフによると、
少し前は洋服が高価だったため、容易に新しいものを買うことが出来ず、
自分で手入れをしたり、縫ったりすることが多かったため、
子供たちもしばしば家で裁縫をやる機会があったそうです。
しかし、
最近は洋服の値段もあまり高くなく、一度着たけどもう着ない服などが安く市場に出回っていて、
お家でわざわざ洋服を縫い直す必要がなくなったため、
子供たちが裁縫をする機会も減っているそう。
そのため、おうちでも裁縫をすることがあると教えてくれた生徒は半数ほどで、
その子たちはみんな慣れた手つきで縫い進めていくのでした。
慣れない様子の生徒たちも、ゆっくり着実に布を縫い合わせていきます。
時には教えあいながら。
こちらは、このクラスで唯一の男の子!
はじめは、慣れない手つきと、豪快なほど大きく縫われていく縫い目を見て
大丈夫かな、、と、少し不安を感じていましたが、
わたしたちの心配をよそに、難なく縫い上げていきました。
本当は二週の授業時間をとってナップサック作りを行う予定でしたが、
生徒たちの「この時間中に終わらせて持って帰りたい!」
という熱い気持ちに押され、授業時間を延長して裁縫教室を続けました。
そして授業開始から2時間がたったころ(通常は1時間の授業)、、、
助け合いながらもついに最後の一人のナップサックが完成しました!
みんな各々、できた作品を嬉しそうに見せてくれました。
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