みなさん、こんにちは。
インターンの中岡です。
バイヨン中学校では10月に入り、すでに2回目の美術の授業が行われました。
実は、カンボジアの教育カリキュラムの中には「美術・音楽・体育」などの教科が含まれていないことが多いです。
政府が発表した計画書には体育教科を通じての健康の促進との文言はありますが、美術・音楽の体系化されたカリキュラムや教科内容というものはありません。
しかし、これらの教科は子供の育成には欠かせないものでもあります。
例えば、美術で絵を描くことは子供の創造性を引き出します。
バイヨン中学校ではこうした状況を打破すべく、
JSTの協力のもと、我々インターン生や日本からの支援団体の方々によって、
「音楽・美術」の授業が行われています。
先日の土曜日にはインターン生が毎週行っている「美術」の授業がありました。
授業の最初に子供達に、「学校で絵を描いたことはありますか?」と聞くと、数人しか手が上がらず、、。
そこで今回は「バイヨン中学校の好きなところ・好きなものを描いてみよう!」とお題を提示したところ、みんな鉛筆やクレヨンを持って外へ飛び出して行きました。
廊下で描く子や職員室近くの机で描く子もいました。
みんなが書いているものも人それぞれです。
花や
カンボジアと日本の国旗をかく子も。
バイヨン中学校には普段気がつかない多くのいいところがあります。
みんなどんどんと描き込んで行きます。
時間もそろそろだし、終わろうかと思ったのですが、みんなの描く勢いに押され少し授業を延長しました。
実は私も幼稚園の頃に絵の賞をもらったことが今でも記憶に残っています。
絵は特段うまいわけではないですが、描くことは好きになりました。
「誰かと比べるわけではなく、キャンパスに好きなものを好きなだけ描く。」
こんな経験がみんなの将来に少しでも役に立ったらいいな。と思います。
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