はじめての運動会をめざして白熱するバイヨン中学校

NPOオアシス活動2015
こんにちは!インターン生の滝澤です。
6/10からNPO法人オアシスという日本の団体の方々が
カンボジア シェムリアップを訪れました。
主な活動内容はバイヨン中学校での体育と理科の授業を
3日間行うということでしたので、私は体育の授業の補佐をさせていただきました!
まず授業が始まる前日にミーティングが行われました。

来年1月あたりに運動会を開催する予定なので、
今回の体育の授業の目的は種目決めでした。
又、今回はJICA青年協力隊である石崎さんの協力を得ての活動で、
石崎さんは現在カンボジア タケオ州に派遣されていて
運動会を普及させるための活動をしていらっしゃるということで
一緒に授業を盛り上げてくださいました。
オアシスさんは継続的にバイヨン中学校と関わっていて、
今回は体育館シューズや制服を寄付してくださいました!
その制服のブレザーを校長のルー先生〈右)が羽織って
そのまま体育講師の金田先生(左)とお写真(*^^*)

中学校は現在1年生3クラス、2年生3クラスの計6クラスありますので
1日2クラスずつ授業がありました。
季節的には6月のカンボジアは既に雨季に入っているはずなのですが…

この青空です。雲一つない青空…
朝からこの天気です!生徒たちが熱中症にならないよう、
生徒の様子に注意しながら、ということで、いよいよスタート。
寄付された体操服に着替えた生徒たちは
グラウンドに出てきてまず整列!

そのあとはしゃがんで金田先生の挨拶や説明を聞きます。
(通訳はルー先生と石崎さんにしていただきました)

この後は広がってしっかり体操をして、いよいよメインに!
まず最初の種目は障害物競争!!
ハードルや跳び箱を置いてトラックを一周しました♪

金田先生の案によって障害物がどんどん増えていき
剣道の竹刀を使って川を見立てて飛び越えるゾーンや、
はしごを使って穴をくぐり抜けるゾーンなど、
おもしろいことをぽんぽん!と思いつくので
すごいなと毎回感心していました(*^^*)

これがはしごをくぐっているときです♪
土でドロドロになることなんか関係ない!といわんばかりのスピードで
みんな突進してきました(笑)
障害物競争の後は運動会の名物、リレーです!!!
バトンを持ってのチーム戦・・・
金田先生の”ready… go!”の合図でスタート!

中にはフライングをした子がいてやり直しも何回かありました。(笑)
バトンパスのとき日本と違うのがリードをしないこと。

リレーをそんなにしたことないため知らないだけかもしれませんが、
平等だなぁ…と見ていました(笑)
指示を聞くときは静かに座っていた生徒も
リレーとなると黙ってはいません。

やはりリレーはチームを一つにしますね!
おとなしく座っていたみんなも立ち上がって
“ルアン ルアーン(急いで 急いで)!!!”と叫んでいました(笑)
次の3種目目は綱引きでした♪
どのクラスでも男子vs女子で3回対決しました!
人数差があったり、陣地条件が悪かったりと、
いろいろ問題はありましたが、一つすごいと思ったこと!
カンボジアではなかなか自分の意見を言う機会がないため、
突然質問されたりすると何も答えられないことが多々あります。
ですがこの綱引きの中で、自然とチームで輪になって
どうしたら勝てるか、と話し合っている様子が見られました。
この光景は何とも言えないうれしい気持ちになりました♪
そして2年生のあるクラスでは帽子取りも行いました!
最初はなかなかルールが伝わらなかったものの
校長先生に丁寧に説明しつつ、石崎さんがクメール語ででも説明をしてくださいました。

このゲームでの白熱さもすごかったですね(笑)
行動範囲を制限しても簡単に飛び出していきました!
という感じで今回の体育授業は4種目を行い、
毎授業の最後にはどれが一番おもしろかったのかと質問をすると、
どのクラスも声をそろえて”つなひき!!!”と言っていました♪
実際の運動会を行う時期は、今の2年生が3年生になり、
今の1年生が2年生になってからです。
金田先生は生徒たちに”みんなはこれから上級生として、
下級生を引っ張っていけるようになってほしい。”と伝えました。
自ら考え行動を起こすということは難しいことです。
今はまだそのような教育体制が整っていない中
生徒に自立性を求めることは容易ではないと思います。
ですが、長期的な目線で支援する側もカンボジア側も
共に歩んで共に悩み成長し、結果そうなればいいなと思います。
長くなりましたが、目を通していただきありがとうございました。
滝澤明穂

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