海宝さんがレポートを書いてくださいました(11月11~13日)

支援者訪問

海宝さんのレポート!第2弾

今回は後半の11月11日から13日(最終日)までのレポートをご紹介します。

 

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11日はバイヨン中学校にて今一年生を対象に体育、栄養学、理科の授業が行われた後、教員養成学校にて、カンボジアの先生方が日本を訪れた件の報告会が行われました。

どの先生も日本の教育のしくみや施設、衛生環境等に感心しておられました。カンボジアでは、まだまともに学校に通えない子供が沢山います。また、学校も先生がそろわない、教材や施設がないなどして、日本にはあってもカンボジアにはない科目もあります。ハード面の物を揃えるのにはお金が要りますし、ソフト面の物はそこにいる人々の意識や慣習が妨げになり根付かないこともあるでしょう。どのような仕組みを取るべきなのか、模索していく必要があるように感じました。

 

12日は教員養成学校にて体育・理科の授業が行われました。

体育はラジオ体操、行進、竹取物語(棒引き)、リレーと1コマのなかでとても密なスケジュールになっていましたが、学生の皆さんはしっかいりと話を聞いて授業についてきていました

理科の授業ではミラクルフルーツで味覚の変化の実験と、顕微鏡をつかった実験に学生は興味津々。顕微鏡ではハイビスカスの花粉などをみたのですが、皆顔を輝かせてレンズを覗き込んでいました。

先生になると、ただ教えるというだけでなくどのようにして子供に興味を持たせるかが重要になってくると思います。そこに教師としての腕が問われるのですね。彼らは教師になってどのような授業をするのでしょうか。

最終日の13日は教員養成学校にて体育の授業が行われました。

実はこの体育の授業、竹取物語では昨日から「棒を一回に複数本陣地に持って行くのはいいのか」「相手と棒を取り合っている仲間を助けに行くのはいいのか」など、学生から細かいルールについての疑問が出ました。担当されていたオアシスのメンバーの方はそれら一つ一つのルールを話し合いで決めさせ、「子供たちがルールでもめたら、このように話し合って決めてくださいね」とおっしゃっていました。

与えられたものをそのまま使うのではなく、自分達で自分達に会うように考え工夫することは、今後独立していく中で必要な力になると感じました。

初めてカンボジアを訪れ、数々の貴重な体験ができたことにとても感謝しています。写真や資料、人の話で感じていたカンボジアとは大きく違い、まさに百聞は一見に如かずとはこのことだと感じました。

是非またカンボジアの人々にあいに行きたいと思います。ありがとうございました。

海宝 真波

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