海宝さんがレポートを書いてくださいました。(11月8~10日)

支援者訪問

11月8日から13日までカンボジアでNPO法人オアシスの皆様と一緒に活動された

東京農業大学の海宝さんがレポートを書いてくださったので、ご紹介します。

沢山書いてくださったので、11月8~10日までと11日~13日までの2回に分けて、レポートをご紹介します。

 

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初めまして、東京農業大学造園科学科所属の海宝といいます。

今回私は、JSTの小出様のご紹介で、NPO法人オアシスのメンバーの方々の活動に11月8日から13日までご一緒させていただきました。

その様子をレポートさせて頂きます。

 

8日の初日は朝オアシスの方々と合流した後、バイヨン中学校と教員養成学校を回り授業日程の打ち合わせを行いました。

バイヨン中学校では、日本で預かってきた救急箱の補充分を、校長先生へお渡ししました。

また、今後設置する予定の必要な施設や設備の場所や規模、量等についても話を伺いました。

廊下ですれ違ったり、教室のなかから私達の姿をとらえた生徒達は、笑って元気よく挨拶をしてくれ、人懐こく素直そうな彼らに、私の緊張はすっかりほぐされていました。

9日はバイヨン中学校の日本語の授業を見学させていただきました。数字をリレー方式に皆で数えていたのですが、100以上まで数えることができていました。日本語はイレギュラーな発音もありますが、しっかり言えていました。お見事!

その後、アンコールクラウ村で紙飛行機の折り方講座を行いました。一人一枚配られた折り紙を、小さい子の分はお兄さんやお姉さんが手伝い、皆丁寧に大切に折り、それぞれの素敵な飛行機が完成。完成した飛行機を飛ばしては、嬉しそうに歓声を上げ追いかけていました。

自分たちの飛行機を回収して席に戻ると、次は手品ショーです。次から次へとあらわれたり変化する様に皆釘づけ、キラキラした目で食い入るように見ていました。

大きな拍手で幕を下ろした手品ショーの後は、皆で給食です。かぼちゃなどの具がはいったおかゆを美味しそうに食べていました。

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次の日の10日は、バイヨン中学校で二年生を対象に体育、栄養学、理科の授業を行いました。

そのなかでも、私は栄養学の授業を見学させていただきました。オアシスのメンバーの方々が手作りのエプロンと人形を使って、「あか・き・みどり」の食べ物について説明。そのあと自分たちの昨晩のご飯を振り返り、バランスよく栄養がとれているかをチェックしました。ご飯や鶏肉、野菜のスープ、フルーツ等々…。

今日学んだことを、是非生活で生かし、また家族へも広めることで、健康で毎日を過ごしてほしいと願うばかりです。

この後、ヴァンナー先生のお宅でお昼をごちそうになりました。大きな魚の塩焼きや、うなぎの入ったスープ、カンボジア風そうめん等々…ボリューム満点で美味しかったこの料理、すべて先生の奥様の手料理だったのです。日本では見ないようなものも勿論あり、カンボジアの人々の文化に触れることができたように感じました。

夜は逆に、他の皆様をお招きしてCafé MoiMoiにて、日本料理の夕べが開催されました。オアシスの女性メンバーが司令塔となり皆で作ったのは、焼き鳥や手巻き寿司、カレーや鍋など、日本人であればなじみ深いメニューです。日本料理の説明を不思議そうな表情でうけていたお客様方も、実際に食してみると「美味しい」と笑顔を見せてくださり、日本料理を楽しんでいただけたようでした。他にもマジックショーや、カンボジアのダンスを踊るなどして、濃い異文化交流ができた一日でした。

海宝 真波
つづく

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