アンコールクラウ小学校に、2教室の新校舎が完成しました!
この校舎は、NPOオアシスが国際ボランティア貯金の基金を受諾し、JSTが現地協力団体となって建設されたものです。
今日は除幕式。
午前の部の全生徒と先生が集まり、簡単なセレモニーを行いました。
カンボジア流に、最初はお坊さんの読経です。
校長先生のお礼の言葉、NPO法人渡辺さんからの挨拶の言葉と続き、
最後に赤い布を使ってテープカット。
50cmほどもある布だったので、校長先生、NPOオアシスの方々、先生方のはさみ入れが終わった後、生徒たちにも少しずつカットしてもらうことになりました。
「私もやりたい!」「僕も!」と、みんなテープカットを体験したくて、押し合いへし合い・・・・・。
(この子たちは、斧で木を削る経験はあっても、はさみを使うのは初めてだったりするのです!!)
写真係の私も、生徒たちに押されて、カメラのファインダーを覗くことができないほど。
うまく撮ることができませんでしたが、雰囲気だけでもわかればと思います。
←最後に、先生方とオアシスの皆さんとで記念撮影です。
クラウ村の村長やまとめ役からは、この新教室に対して、次のようなメッセージが寄せられました。
『私の世代は村に学校の校舎がなく、勉強ができない子供が多くいました。
現在、次世代の子供たちがアンコールクラウ村で勉強できるのは、日本人の方々の支援のおかげです。
今回、新2教室ができ、より多くの子供たちが勉強できる機会が与えられました。
ですので、村の子供たちは、私たちのように、無学、無知にならないことでしょう。
沢山の子供がこの学校で勉強をし、将来、立派な大人になってくれることを願っています。
教員一同、村人一同、日本の皆様に心から感謝申し上げます』
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私もこの国に住んで10年。
政治汚職や貧困格差など、この国の問題を少しでもよい方向に導く唯一の鍵は、
将来を担う子供たちの教育こそにあるということをますます感じる日々でもあります。
いえ、そこにしかない、と言い切っても過言でないほどです。
とはいっても、今、この国が教育にかけられる予算や力はほんとうに微々たるもの。
そんな状況だからこそ、一般の(日本人の)方々のご支援や心遣いが、
このように、
この国では何十倍、何百倍もの力となって生きていることを実感するのです。
(よ)
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