カンボジア情報誌「ニョニュム75号」(2015年2月)に掲載された小出陽子のエッセイ18回目です。
この記事を書いたのは約9か月前。その後、5人の専任教師のうちベテラン教師の1人は、シェムリアップ市内の中学校でなければ教えたくないとのことで、バイヨン中学校に来なくなりました。
3年目の新学期は11月に始まります。さて、何人の専任教師が派遣されるでしょうか・・・。
カンボジアの田舎の学校では、始業式や卒業式がありません。
始業式の代わりに行われるのがこれ。
生徒たちが学校の周りを掛け声とともに練り歩き、「学校がはじまりますよ。学校に行きましょう!」と村人にお知らせする大切な学校行事です。
こうすることによって、学校の存在に無関心な家庭に始業のお知らせを行い、一人でも多くの子供を学校へと促すようにしているのです。
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