こんにちは!
今回はJSTが提供しているオリジナルツアー
「バイヨン寺院の遺跡修復現場見学・体験ツアー」の様子をお届けします。
今回のツアーは日本の高校生の団体に向けて
日本ユネスコ協会を通して実施されました。
まずはバイヨンハットにて、
チアさんの方からカンボジアの風土からアンコール時代の歴史まで
遺跡群を理解するうえで参考になる説明を受けました。
アンコールワットやバイヨン寺院を建設した当時使われていた技法の
説明を受けたり、実際に道具をさわって体験していただきました。
のみやかなづちで彫刻を彫ったり、てこの原理を用いて石を持ち上げる
当時の人々の知恵と工夫に驚きました!
どんな感じで建設されたのか、その様子を知ってもらったうえで
実際に現在行われている修復現場をまずは見学していただきました。
ここでは、当時用いられていたであろう伝統的技法を用いて
未来にまで残すための遺跡修復活動が行われています。
まさに今行われている修復の様子を見学することは
本当になかなかできない貴重な経験です!
ましてや今回はなんと!
現在修復を行っている真っ最中の現場で本物の遺跡を修復する体験ができるんです!!
こんな機会ちょっとやそっとではありません。
こんな体験ができる高校生のみなさんが羨ましい~
高校生のみなさん一行は3つのグループに分かれ、
それぞれ担当の作業を作業員の方から直接教えていただきました。
男子チームは2つのグループに分かれ、
修復する石をきれいに洗浄する作業と石を彫る作業を体験してもらいました。
石をきれいに洗浄する作業では、
スポンジを使いながら丁寧に洗ってもらいました。
石を彫る作業では、作業員の方からのみとかなづちの使い方を教えてもらいながら
少しずつ作業を行いました。
初めはなかなか削るのが難しいようでしたが、
徐々にコツをつかみみなさん楽しく作業をされていました。
上手く自分の担当した箇所が彫れて達成感があった!と
生徒さんが話してくれました。
女子チームは
注射器を使って石の密度を調べ弱い部分に専用の液体を流し込む
作業を担当してもらいました。
棒で石を叩きながら微妙な音を聞き分けて石の密度を調べます。
実際聞いてみると本当に音が違うんです!
密度が低い部分には専用の液体を注射器を使いながら流し込みます。
みなさん実際に自分たちの手で体験できたということで
学びながらかつとても楽しまれていました!!
こうして貴重な遺跡修復体験は終了しました。
JSTでは、こういった遺跡修復体験ツアーも実施しています。
ぜひ一度、遺跡修復の専門家とともにバイヨン寺院を訪れてみませんか?
お申し込みは、日本の各旅行会社さんが企画されているいくつかのツアー
またはJST(info@jst-cambodia.net)にお問い合わせください。
籔内
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JSTオリジナルツアー http://www.jst-cambodia.net/tour.html
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