こんにちは、瀧です。
村での調査も終了し、次の日には成果発表!!!
と、とんとん拍子にいくはずが、成果発表当日に来て熱中症でダウン。
結局、予定の17日ではなく18日に成果発表を行うことになりました!
ご心配をおかけした皆様、申し訳ありませんでした!!
さて、こちらが成果発表の様子。
私は日本語で発表させていただいたのですが、
クメール人スタッフや韓国人のインターン生にも分かるようにと、
同時二ヶ国語通訳が入ってくださいました!!
JST代表のチアさん、そして日本の大学院に通う、韓国人留学生パクさんです!!
同時二ヶ国語通訳・・・初めての経験です・・・
発表しながら思わず見入ってしまいました!!!
成果発表ではこれまで村で調べてきたこと、その結果、その中でどんなことに着目したか今後にどうつなげていきたいのか、
ということについて発表しました。
私が特に気になったのは、家庭訪問の巻(その3)でも書いた、農業離れの現実。
多くの親が子供たちに農業を続けず、楽な職業に就いて稼いで欲しいという思いを持っているというものです。
この村では遺跡修復など、遺跡に関わる産業で稼いだ現金収入+農家という兼業農家の家庭が多く見られます。
現金収入においては各家庭差が大きいものの、農業に関してはほとんどの家庭では水田を持っており、
少しではあるけれど、家族を1、2ヶ月賄うぐらいのお米は取れるようです。
今回、水田を持っている家庭、持っていない家庭両方を見てみましたが、
貯蓄できている家庭は水田を持っていました。
そして水田を持っていない家庭のほとんどが借金をしています。
そんな中、もしここから農業離れが続くとするならば、少し、危険を感じてもいます。
農業を辞めて、それに見合うだけの現金収入がすぐ手に入る、ということは考えづらい。
と、なると、農業はある程度続けた方が良いのでは・・・
観光関連産業と現地住民が共存するには、この形が良いのではないか・・・
少し長くなってしまいましたが、これが今後私が考えていこうと思っている内容です。
これから日本で更にデータを整理し、まとめていきたいと思っています。
このインターン期間、私は初めて、現地調査、というものに挑みました。
それが、終わったすぐの段階でもこれだけ考えさせられる結果を得られたのは、
チア代表を始めとするJSTのスタッフ、またクラウ村コミュニティセンターの先生、子ども達のご協力があってこそでした。
3週間という短い間でしたが、この場をお借りして日々のご報告ができ、
自分にとっても本当に得るものが大きかったように思います。
これで、インターン生としての仕事は終わりますが、大学生のうちにまた、カンボジアに来るつもりです!!
またひょこっとクラウ村に現れるかもしれません。
その時はどうぞよろしくお願いします!
最後になりますが、3週間支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
JSTの活動に少しでも貢献できていれば、幸いです。
それでは、またいつか!!
瀧 文香
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