バイヨン中学校文化祭開催のお知らせ

バイヨン中学校からのお知らせ

来る5月26日(土)朝8時~、バイヨン中学校で第1回文化祭を開催します。

バイヨン中学校初の文化祭ですが、もしかしたらカンボジア国内でも初めてとなる学校文化祭で、
企画から実施まで、すべてバイヨン中学校が行います。(日本人は関与していません)
まずは、文化祭開催に至る経緯から。
2016年、バイヨン中学校のルー校長は、日本研修の際に、日本の学校の文化祭を見学し、バイヨン中学校でも地域の文化を継承するための学校行事を行いたいとの思いに至りました。
そのルー校長の構想とは、地域の5つの村のお坊さんや長老などの協力を得て、各村の伝統行事や慣習を学び、披露するというもの。
どのような文化祭になるのでしょうか・・・・?
文化祭まで1週間をきった昨日、具体的な内容を聞いてみることにしました。
ルー校長にインタビューするJSTチア・ノル代表
会場は、バイヨン中学校裏の森の中。
小さな手作りブースを沢山つくり、各ブースで次のような企画を紹介するとのことです。
8時~9時;森への入り口前で開会式
9時~;各ブースの展示説明(以下、各ブースの内容です)
1)バイヨン中学校についての展示;現在、生徒たちが模型を製作中です。写真展示もあるようです。
2)ビデオ展示;これまでつくってきた動画を披露します。
3)お坊さんによるピサーボッチア(誕生、悟り、入滅)の儀式を披露
4)僧侶出家の儀式;実際にお坊さんになる人が、本来はお寺で行う儀式を、当日、バイヨン中学校で行います。(宗教省へ必要書類を提出し、バイヨン中学校で正式な出家の儀式を行う許可を得たとのことです)
5)チャッチェイ(バナナの茎を使った儀式用の模様)説明;法要や葬式などの儀式の際に、カンボジアではバナナの茎を巧みに加工して様々な構築物をつくり、曼荼羅の世界などを現わします。その実物展示。
6)アンコールクラウ村からの出し物
6-1)手作りかご、クロラン(竹筒おこわ)、ちまき(バナナの葉ではなく別の葉で包んだちまき)の展示
6-2)実際に村で活躍している呪術師、祈祷師の乗りうつり儀式(実演?)
6-3)伝統楽器で伝統音楽の披露
7)コックベイン村からの出し物
7-1)脱穀の様子
7-2)ヤシの葉などでゴザを編む実演
7-3)豚肉入りちまきの展示
7-4)ボールと呼ばれるこっくりさんのような占い実演
8)コックタナオ村からの出し物
8-1)魚獲り用のびく、しかけの展示
8-2)砂糖ヤシの葉でくるんだちまき(普通より凝った形)の展示
8-3)伝統的な骨つぎ整形医療の実演
9)プラサート・チャッ村からの出し物
9-1)誕生の儀式の実演
10)日本の支援者に呼びかけて集めた中古品のバザー
11)コーヒー、こしょう、さとうきびジュースなどの販売
12)カンボジア伝統お菓子の販売(先生方の母親がつくるそうです)
13)~15)3年生3クラスの生徒がつくった料理販売
16)~18)2年生3クラスの生徒がつくった料理販売
19)~22)1年生4クラスの生徒がつくった料理販売
23)~30)その他食べ物の販売
※販売品の売り上げ利益は、文化祭当日の貸しテント代などの費用に充てられ、残りは学校運営費になります。
また、会場の中央ではのど自慢大会が行われ、出場者は、バイヨン中学校の生徒だけでなく、
・クヴィエン中学校
・タイショウ中学校
・アンコールクラウ小学校
・コックベイン小学校
・クヴィエン小学校
・学校の先生4人
・アンコールクラウ村の村民
・プラサート・チャッ村の村民
・コックベイン村の村民
など大人から子供まで多数。
カンボジアの人たちは、本当に歌が好きですね~!(終了予定は午後4時)
文化祭には、生徒たちの保護者、各学校の生徒だけでなく、
シェムリアップ州や市の教育関係者なども招待しているとのことで、
バイヨン中学校の裏の森は、当日、かなりの混雑が予想されそうですが、
地域ぐるみの文化祭、どのような1日になるか、とても楽しみです。
(陽)

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