理科の授業でモーター製作!まわれモーター!

NPOオアシス活動2015
こんにちは!
part1に引き続き、
今回もオアシスのみなさんがバイヨン中学校でしてくださった
理科の授業の様子をお届けします!
前回は1時間目、磁石の特徴を実験を通して学んだところまでご紹介しました。
(part1はこちら)
そして、2時間目は磁石の応用とついに今回の授業のメインに突入します!
どんな授業になったのか、どうぞご覧ください!
磁石の特徴について勉強した次は、
磁石の力と電気の力について勉強します。
実験 アルミニウムに磁石を近づけるとどうなるか?

アルミニウムは鉄ではないので、磁石にはくっつかないですよね。
でも、あるものを加えると動くんです。
その「あるもの」とは、電気です!
磁力と力、そして電気の力が加わることで、
動くエネルギーが生まれることを実験を通して勉強しました。

実はこの内容、教科書でいうと中学3年生の内容なんです。
2年生のみんなにはちょっと難しい内容でしたが、実際に自分で試してみることで
論理だけででなく、肌で感じてもらえていたらいいな~
さて、いよいよお待ちかね。
本日のメインがやってきました!
理科の授業の最後を締めくくるのは…モーター作りです!!
一人一つずつモーターを作ってもらいます。
材料は、単一電池・ワイヤー・クリップ・やすり・磁石のみ。
さて、モーターは無事完成するのでしょうか?
クリップを広げてねじったり、ワイヤーを丸めてくくったり
細かい作業が続きます。


ここで性格が見えますよね(笑)
見本と比べながら丁寧に作業する子
こだわりすぎて、全然進まない子
豪快にクリップを広げたせいでクリップを折った子
話を聞かず作り始めたせいで、手順を間違える子
(下の2つは男の子です。愛嬌たっぷりでかわいいです笑)
でも、みんなの楽しそうな表情とキラキラした目が嬉しくて
私も覚えたてのクメール語を使いながら一生懸命説明してみました。

丁寧に作っている女子チーム

もちろん、男子チームも負けていません。みんな真剣な表情
ワイヤーを紙やすりで削ったら、いよいよ完成間近。
あとは、クリップと磁石を電池にくっつけて、
ワイヤーを通し、回転すればモーター完成!!
でも、一番の難関はここ
モーターがまわるかどうかなんです。
と、いうのも…
授業の予習にスタッフと私4人でモーターを試しに作ってみたのですが、
なんと4人中1人しか回転しなかったんです。
(ちなみに私は失敗しました笑)
中学生のみんなには難しいんじゃないのかな?と正直不安でした。
しかしそんな心配はよそに、
みんな次々にモーターを回し始めました!!


モーターが回っているの、みなさん分かりますか?
授業が始まってからずっと思っていたのですが、みんなとっても几帳面で手先が器用なんです。
アドバイスをもらいながら、みんなちゃんと作ることが出来ました!
あちらこちらから、
「できたー!」「みてみてー!」との声が
早く完成した子は、苦戦している子にアドバイス
みんなで助け合いながら作ります。優しい!
モーターが完成した時のみんなの嬉しそうな表情に、
こちらも笑顔になります。
40人のクラスで3回授業をしましたが、
なんと!見
事全員モーターを回すことが出来ました!!

みんな自分で作ったマイモーターを見ながら満足げな様子。

やったね!!
これにて理科の授業はおわりです。
こういった実験をまじえながらの授業はあまりないので、
新鮮だったのかみんなとても楽しんで授業を受けていました。
今回の授業を見ていて
生徒たちの知りたい!という好奇心をすごく感じました。
理科の勉強だけでなく、いろんなことを勉強していくなかで
「なんで?」と疑問をもつことは大事だと思います。
ちょっとした「なんで?」を大切に
みんなこれからもいろんなことに関心をもって勉強してほしいなと思いました。
オアシスのみなさん、素敵な授業をありがとうございました。
籔内

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