『100万人が訪れる世界遺産のすぐ隣にある貧困。観光産業の光と影』
プノンペン在住のフリージャーナリスト・木村文さんのウェブマガジン記事です。
世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
作家・橘玲氏が、投資、資産運用など金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。ブログや書籍ではわからない、今の思考をお届けします。
先日、このJSTブログに「中学校がほしい!」シリーズ①~⑤をアップしたところ、直ちに関連記事にして、JSTのこと、代表のチア・ノルのことを紹介してくださいました。
アンコール遺跡観光客数が急激に増加しているシェムリアップ州。
大型ホテルが立ち並び、外国人観光客で溢れ、一見すると貧しさからはかけ離れた地域のようにみえますが、ここシェムリアップ州は、カンボジアの22ある州のうちで、なんと、2番目に貧しい州でもあるのです。
(これまでは「5番目」と聞いていたのですが、先日会った、フンセン政権のシンクタンクをしている知人が言うのだからこれが最新データなのでしょう)
つまり、町に沢山の外貨が落ちたとしても、そのほとんどは、海外資本とカンボジア人富裕層、そして政府に流れ、多数の一般カンボジア人はその恩恵を受けていないのです。
さらに、他州と比べて土壌が悪く、農業にあまり適さない土地であることもそれに追い打ちをかけています。
こうして開いていく、都市部と農村部の貧富の格差。
とはいえ、農村部にいる人の声は、ほとんど外に届きません。彼らのほんの近くまで、多くの外国人がやってきているというのに・・・・。
観光客が順調に増加し、日本企業もカンボジアに急激に進出するようになった今、誰かが声をあげていかないと、農村部の人々の実態がかき消されてしまうのではないかと心配です。
そんなときに、タイムリーな記事をありがとう!文さん!
(よ)
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