JST代表チアの半生~『あやもよう平成27年7・8月号』掲載~

 JSTでは、独自に、また日本やカンボジアの旅行会社を通して、日本の学生のスタディツアーを多数受け入れています。
その中のコンテンツの一つとして、JST代表のチア・ノルからの「カンボジアの歴史と現在の農村部の現状、そして私たちの活動」という内容の30分~1時間半のガイダンスがあり、希望があれば実施しています。
小学校3年生のときにポル・ポト時代が始まり、シェムリアップ州立病院の外科医だった父親と、アメリカのスパイ容疑をかけられた2人の兄を殺され、その後、母をカンボジアに残して日本に難民として渡ったチアは、まさにカンボジアの苦難の歴史を実体験しているひとりです。
日本に渡った時は14歳でしたが、小学校5年生に編入し、そこでも外国人かつ難民ということで、いじめに会い、つらい思いもしました。
しかし、ポル・ポト時代を生き延びた貴重な命であり、また、日本に渡って大学で学び、立派な人間になりなさいという母親の強い思いを託されたチアは、逃げることなく生き抜く道を選びました。
そして大学卒業後、日本国政府アンコール遺跡救済チームの通訳・渉外として、カンボジアの復興の一端を担うというチャンスに巡り合い、故郷シェムリアップに戻ってきます。
そしてNGO(JST)結成、バイヨン中学校創立・・・・。
こちらは、昨年3月に行われた”はじめ塾”のカンボジアスタディツアーでのチアの上記ガイダンスを、『あやもよう』編集部の方々がまとめてくださったものです。
ぜひご覧ください!
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