バイヨン中学校ができる前、JSTでは、地域の未来を創る村の青年たちとともに、活動を行っていました。この活動は、現在、バイヨン高校/附属中学校の生徒たちへの支援や活動として引き継がれています。
アンコールクラウ村青年グループの活躍(2005年~2013年)
「カンボジアの未来は、カンボジア人自身が築き上げる」ことを目指し、JSTでは、将来を担う村の青年層や、学校教師となる若い人材を育てることに重点を置いてきました。アンコールクラウ村の青年グループは、近隣の村の小学校での環境・衛生教育に加え、野菜の栽培やナマズ養殖事業の実施、スタディツアーやインターン学生との交流の中で、村の未来を支える人材として、また、外の世界と村を繋ぐ存在として着実に成長していきました。こうしたアンコールクラウ村青年グループの活動は、シェムリアップ州の教育機関でも高く評価されることとなりました。
カンボジアと日本の文化交流 (2005年~現在)
JSTでは、アンコールクラウ村へ外から訪れる方々に、カンボジアや村の生活を知ってもらおうと、村の案内や子供たちとの交流の機会をつくっています。
村のコミュニティセンターを舞台に、カンボジアと日本の文化交流を行うことによって、村の子供たちが外の世界へ目を向け、将来、より広い世界へ羽ばたくきっかけになればよいとも考えています。
また、JSTでは、現在の学校教育を向上させるためには、教師の質の向上が不可欠と考え、シェムリアップ州教員養成校の学生たちとの文化交流や指導方法のアレンジなども行ってきました。これまでに、理科実験、体育指導方法、手品公演、植林、折り紙や習字、日本の文化紹介など、様々な交流が行われました。