はじまりは1994年。 アンコール遺跡修復事業に派遣された日本人専門家と、修復現場で働くアンコールクラウ村作業員との、村ぐるみの交流がきっかけでした。 2005年、ローカルNGO登録。 「カンボジア人自らが、カンボジアの将来を築き上げる」ことを目指し、村での活動を本格的に始めました。 しかし、当時、村には中学校がなく、村の子供たちの2/3は小学校を中退しているという現状に直面します。 「カンボジアの将来のためには子供たちの教育が不可欠」と、2013年にバイヨン中学校を創設。 2019年には高校を併設し、現在はバイヨン高校/附属中学校として、学校運営を中心に活動を行っています。 カンボジアの歴史・風土に魅せられた訪問者を巻き込みながら、バイヨン高校/附属中学校の卒業生が地域づくりの担い手となる未来。・・・そんな風景を思い描きながら、JSTはアンコール遺跡に隣接する農村地域のこれからを応援し、活動しています。